
効果があるなら使ってみてもいいけど・・。
そんなあなたのギモンを解決します。
この記事で分かること
▷この記事を書いている人◁

☑️インタビューメディア「ひとびとのひび」編集長
☑️販促制作会社1人経営者 & ライター
◆移動中:オーディオブック(2019年〜)
◆外出先:電子書籍(2012年〜)※漫画:2019年〜完全電子書籍化
◆自宅:紙の書籍
★プロフィールの詳細も、ぜひご一読いただけると有り難いです。
改めて調べてみると、耳で聴く読書には「脳」や「記憶」に関わるいろいろな効果があることに驚かされます。
ぜひ皆さんにも知っていただきたいので、今回はオーディオブックの読書効果について解説します。
知識は増やしたいけど・・・「最近あまり本読めてない」「活字は苦手」
という方にもメリットをたくさん感じてもらえるはずです。
オーディオブックの無料体験に興味のある方は、特に最後までじっくりご覧ください。

オーディオブックの効果が分かる科学的なデータを紹介
紙や電子書籍にはない、オーディオブックならではの読書効果。
そこには「音声」や「聴くスピード」などが、脳の働きと深く関わっています。
そして、移動や運動をしながら読書ができることも大きく影響しているようです。
1つずつ解説していきますね。
脳が記憶するプロセスは活字→音声→理解
読書をするとき、人は主に「①目で活字情報を認識」し、「②その言葉を頭の中で音声に変換」する。
それから、「③その音声の内容を理解する」というプロセスで理解しているといいます。

不思議ですよね?
声を出さず黙読していても、人は頭の中で音声に変換して理解しているんですね。
ということは、オーディオブックは目で活字を認識する必要がないだけでなく、ダイレクトに音声で内容を理解することができるというわけです。
耳で聴く読書の意外な特徴が、実験によってどんどん分かってきています。
※参考論文:黙読と音読による文理解の違い
「速聴」を繰り返すうちに「速読」がスピードアップ
音声を早く聴き取る「速聴」を繰り返すことで、先ほどの「③その音声の内容を理解する」の能力が向上することが報告されています。
しかもその「速聴」を繰り返すと、早く読む「速読」も向上するという論文データまであります。

オーディオブックは、再生速度を調整できる(audiobook.jpは0.5〜4倍速)だけでなく、本を繰り返し聴きつづけやすいのが特徴。
「速聴」「繰り返し」と相性が良く、インプットの効率化にぴったりです。
※参考論文:速聴トレーニングによる速読速度の向上について
「速聴」で物語への興味や集中度がアップ

「0.5倍速」「1.0倍速」「1.5倍速」それぞれの再生速度で朗読を聴いた後に、アンケートを行った実験があります。
その結果、「0.5倍速」より「1.0倍速(通常再生)」や「1.5倍速」で聴いた方が内容に対する興味や没入感が高くなったという実験データが得られたといいます。
本のジャンルでは「学習系」より「物語系」の朗読の方が、内容に対する興味や没入感が高くなったといいます。
これはヘビーユーザーの私としても納得です。
小説や自伝など、ストーリー性のある「物語系」の本は特にスムーズに頭に入ってくる実感があります。
※参考論文:脳血流計(NIRS)を用いた朗読聴取時の脳活動の評価に関する研究
オーディオブックも電子書籍も内容理解に差はない
電子書籍を読む場合も、音声で聴く場合も、内容理解度に大きな差はないという実験データがあります。

※参考論文:「電子書籍の読取りおよび聴き取りをした場合の脳活性化と内容理解度」
しかも脳血流の計測結果から、音声朗読を聴く方がリラックス効果をもたらすという面白い結果も。
ですから理想は、状況や本のジャンルに応じてツールを使い分けることです。
私は長い読書経験から、「紙の本」「電子書籍」「オーディオブック」3つを使い分けることでインプットを効率化しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
▷合わせて読みたい◁
上手な本の使い分けについては▷▷【現役ライターが解決】紙と電子書籍で迷う人はオーディオブックも合わせて使い分けようで解説しています。
有酸素運動は記憶力・集中力の強化に影響大
有酸素運動によって、短期記憶も長期記憶も強化され、集中力や創造性にも影響することが分かってきています。

実際、あの村上春樹は執筆後にランニングや水泳を、スティーブジョブズやマークザッカーバーグらは歩きながらのミーティングを取り入れるなど、すでに実践している人はたくさんいます。
私もランニングや縄跳びをしながらオーディオブックを使っていますが、歩いているときよりも本の内容に集中できます。
運動中の方が、目から入ってくる余計な情報にまどわされにくいのも大きな理由です。
ふだんから運動している人はもちろんですが、運動不足で体型を気にする人こそ、運動をはじめるきっかけとしておすすめしたいですね。
▷合わせて読みたい◁
運動との良い関係については【音声読書は効果ある?】実はランニングと相性抜群の有効習慣〈注:座ってると頭に入らない〉で解説しています。

オーディオブックの愛用者が実感する読書効果・メリット
ネット上の情報を見ると、自分で使っていない人の記事も多い印象です。
なので、実際の愛用者の目線でオーディオブックサービスのメリットについてご紹介します。
▷合わせて読みたい◁
聴き放題の無料体験については【audiobook.jp + audibleで44日間無料】オーディオブックを始める前に聴き放題で比較体験しようで解説しています。
音声化されている本は人気書籍が多い

通常の本にナレーションを付けたり加工しなければいけないため、オーディオブックはコストがかかります。
その分だけ値段が上がってしまうので、売れない本は音声化しませんよね。
評価の高い本が集まっているのがオーディオブックの知られざる嬉しい特徴です。
オトバンク「audiobook.jp」はビジネス書が豊富

「Amazonオーディブル」と両方の有料会員になって使った経験から、ビジネス関連の本はオトバンク「audiobook.jp」が圧倒的に多いです。
特に世界的にヒットしたちょっと高額なビジネス書はかなり揃っています。
ちなみに、日本マーケティングリサーチ機構がオーディオブック7社を調査した結果、2部門で1位になっています。
2冠達成!
※参考サイト:PR TIMES
優良なビジネス書はちょっと割高なので、聴き放題対象ではないのがほとんどですが、すき間時間に学びたいという私みたいな人には「" target="_blank" rel="noreferrer noopener">オトバンク audiobook.jp」はおすすめです。
小説やエッセイ、自己啓発などは聴きやすい

つまり、ストーリー性があり、内容が途切れずに聴ける本はオーディオブックと特に相性が良いということ。
逆に、一般教養やビジネス関連などの学習系は、何度かループして聴くのに向いています。
活字の本でも一度で内容を理解するのはムリですよね?
音声なら同じ本を読み返すのがラクでハードルも低いというメリットがあります。
本によって聴き方を変えるのが愛用者おすすめの裏ワザです。
寝ながらでも本が読めて、目にやさしい

真っ暗な部屋で目をつぶったままでも読書できるのはオーディオブックだけ。
一日中スマホ画面を見ながら生活する私たちにとって、目に負担がないのはかなり有り難いです。
暗い部屋で電子書籍を読むのは・・・ブルーライトも含めて最悪ですからね。
スリープタイマーは優秀すぎて使わなきゃ損


「何分後に朗読を止めてほしいか」をこんな感じで選んで設定することができます。
聴きながら寝ても自動で止まってくれるので、付けっぱなしになる心配がありません。
朗読を聴いているとソッコーで眠くなる効果を利用して、あえて睡眠のスイッチを入れるために使うのもおすすめです。
活字が苦手な人もインプットできる

そもそも活字の本を読むのが苦手・・・という人にもオーディオブックはおすすめできます。
前述した通り、特に小説や歴史関連の物語系は、音声で朗読されるとスーッと頭に入ってきやすいです。
自己啓発や一般教養系、エンタメ系も相性良く、繰り返し聴いても楽しめるのが魅力。
これらは聴き放題サービスでたくさんラインナップされています。
紙の本と電子書籍と使い分けて読書効率アップ

移動中や運動中など、オーディオブックを使うシーンが定着してくると、家にいるときや外出先など、シーンによって本を使い分けたくなってきます。
おすすめの使い分け方法は、こちら。
目的 | 場所 | 具体的なシーン | おすすめジャンル | |
---|---|---|---|---|
紙の本 | 学びながら実践したい | 家 (ほぼ毎日) | ・読みながらPCやスマホで ノウハウを実践 | ノウハウ系(IT・ブログ等) 仕事業界系・雑誌 一般教養・小説 |
電子書籍 | 知識を得たい 物語を読みたい 本を整理したい | 外出先 (すき間時間) | ・仕事の合間 ・待ち時間 ・ランチ時間 ※漫画だけは家で爆笑しながら | 漫画説 一般教養・小説 |
オーディオブック | ラクして頭に入れたい | 屋外・移動中 家事中 | ・歩きながら、電車・バス内 ・ランニングなど運動しながら ・洗い物・掃除しながら | 自己啓発・エンタメ系 一般教養・小説 |
特に電子書籍は何冊でも持ち歩け、スマホがあれば職場やカフェ、公園などどこでも読めるので外出先で重宝します。
▷合わせて読みたい◁
上手な本の使い分けについては▷▷【現役ライターが解決】紙と電子書籍で迷う人はオーディオブックも合わせて使い分けようで解説しています。
仕事やセールストークに活かせる知識が増える

読書量が増えることで、必要なインプットがスムーズにできます。
すると、覚えた情報を仕事やお客さんとの営業トークなどに活かせる機会が増えてきます。
読書の一番の目的と効果はそこですよね?
成果につながるとさらに本を読みたくなり、より効率的に読書時間を確保したくなるので、オーディオブックの活躍度もぐんぐん増してきます。
もちろん、娯楽目的で読む場合も、ラクに読んで楽しむことができれば、もっと使う価値が増してきます。
▷ビジネス書などを中心に学びに活かしたいなら↓

▷小説や自己啓発、エンタメコンテンツなど幅広い情報にふれたいなら↓

オーディオブックの読書効果がますます浸透中
コロナ禍による在宅勤務の増加や学習意欲の向上なども影響したためか、利用者が増加傾向に。
現在の利用状況が分かるデータもいくつかご紹介します。
2024年には260億円の市場規模に
「オトバンク」や「Amazon」などのオーディオブックサービスは、2024年には260億円規模の市場に発展するとの推計が発表されています。

例えば、オトバンクが運営する「audiobook.jp」は、2021年6月時点でに累計会員数200万人を突破。
2018年から6倍に拡大したと発表されています。
※参考サイト:PR TIMES「オーディオブック市場 2024年に260億円規模に」「audiobook․jpの累計会員数が、200万人を突破!」
忙しい人ほどすき間時間を使って積極的に読書
数字で分かりやすくご紹介します。
◆オーディオブックを使い始めたきっかけは、「本を読む時間が取れない人が66%」と圧倒的。

◆利用シーンで最も多いのは「移動中」。「運動中や散歩中」も半数近くを占めています。

約3年の私の利用経験からも「歩きながら」「ランニングしながら」「洗い物・掃除をしながら」聴くのは、かなり効率的でおすすめです。
ワイヤレスイヤホンがあれば家事をしている最中でも、水道や掃除機の音もジャマにならず、動き回るのも自由。
オーディオブックを使うと、ワイヤレスイヤホンの便利さを恐ろしく実感させられます。
※参考サイト:PR TIMES「audiobook․jpの累計会員数が、200万人を突破!」
オーディオブックの利用で読書時間が増加
◆オーディオブックを使うようになってから「読書する時間が増えた人は63%」。(紙の本や電子書籍も含む)

※参考サイト:PR TIMES「audiobook․jpの累計会員数が、200万人を突破!」
◆読書時間が増えた人は、「オーディオブックを使う前より1.7倍」に。

このように読書のハードルが下がり、いろいろな効果や価値があるから利用者も急増しているんですね。
※参考サイト:PR TIMES

オーディオブックを使う前に知ってほしい注意点
無料体験するときも、これらを知っていると使い方や本の選び方も変わってくるはずです。
ぜひ事前にチェックしてみてください。
集中力が切れると記憶も飛ぶ

聴きながら手も目も自由に使えるのが、オーディオブックの魅力であり注意点でもあります。
つい余計なことが目についたり、手で触れたりしていると、音声を聴き飛ばす可能性が!
だからじっとしているときが一番危険なんです。
じっとしていると、いろんな情報が目から入ってきてしまい気が散りやすいから。
移動中、運動中がおすすめなのは、そのためです。
内容が難しい本、図が多い本は厳しい

専門用語や古い言葉など、聴いていて文字が浮かんでこないような言葉が連発するような本はしんどいです。
特に外国で出版された難しい本は、和訳が意味不明なこともあります。
何度も聴くことを前提で買う本じゃなければおすすめしません。
オーディオブックでも、図表は画像でダウンロードできるので見ながら聴けます。
でも、見るたびに画面を見なければならないので、図表が多すぎるとしんどいです。
データで見ることに意味のある本は、ダンゼン活字の本が便利です。
ノイズキャンセル中は要注意

これは音楽を聴いているときと同じです。
ノイズキャンセル機能の付いたイヤホンを使う場合は、周りの人たちの動きに注意しましょうね。
特に物語にのめり込んでいたりすると、ついウカツな行動をとってしまいますので、自転車やランナーへの激突だけは避けましょう。
ネットで目にするおかしな説は意味ないので無視!

✔️ 「難しい本はオーディオブックに向いている?」
こんな説には要注意。
前述した通り、難解な言葉や文章は「今のどういう意味だっけ?」とか考えているうちに置いていかれます。
難しい内容の場合は、活字の本でしっかり読む。
もしくは、オーディオブックで何度も聴くのがおすすめです。
こんな言葉にも気をつけましょう。当たり前ですが、ムリです。
そんなことできたら外国語なんてパーフェクトですから。
教養系の本を読むときは、その本から得たい情報のポイントを絞って読むようにしましょう。
これは紙の本でも同じです。
しおりになるようなものに、その本から得たいポイントをメモしておいて、毎回チラッと見てから読むと読書効率がグンとアップしますよ。
もちろん小説とか物語系の本は別ですけどね。
少なくとも、私が利用経験のあるオトバンク「Audiobook.jp」やAmazon「audible」では読み飛ばしはできます。
本の「トラック一覧」として章ごとにもくじを表示できるので、聴きたいところをタップすればOK。
ビジネス書などの聴き直しに便利です。

無料体験で「料金」「本の種類」「使いやすさ」チェック
私が3年ほど利用しているオトバンク「Audiobook.jp」では、14日間の無料体験を実施しています。
無料体験期間内に退会すれば一切料金はかからない仕組みです。
使ってみようか考えるうえで、利用しないなんてあり得ません。
無料でお得に楽しめるだけでなく、サービスの「料金」「本の種類」「使いやすさ」などを試す絶好の機会です。
とにかくまずは触ってみましょう。
オトバンク「Audiobook.jp」
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聴き放題対象 | 1万冊以上 |
無料体験 | 14日間以内に退会すれば無料 |
課金 | 14日間の無料体験終了後、選択したプランで毎月の自動課金開始 |
利用資格 | 過去に一度も無料体験を利用したことがない人 |
デバイス | 聴き放題はスマホアプリのみ(個別に購入したデータはウェブサイトでも試聴可能) |
有料会員 | 550円・1,100円・2,200円・5,500円・11,000円・22,000円・33,000円/月(税込)各プランから選択 |
例)2,200円/月の場合:2,200ポイント+ボーナス250ポイント=「2,450ポイント(2,450円分)」で本を購入。
ボーナスポイントは金額が高いほど多くなる仕組みです。
実際に使ってみることで必ず発見があります。
聴く読書が自分に合うかどうか見極めやすくなるので、ぜひお試しすることをおすすめします。
▷合わせて読みたい◁
聴き放題の無料体験については【audiobook.jp + audibleで44日間無料】オーディオブックを始める前に聴き放題で比較体験しようで解説しています。

オーディオブックで頭に入りやすいおすすめの本を紹介
経験者の立場から、オーディオブックと相性が良く気軽に聴ける本をいくつかピックアップしました。
どれも面白く、あっという間に聴けてしまいますのでぜひ参考にしてみてください。
作品タイトル | 著者名 |
---|---|
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え | 岸見 一郎、古賀 史健 |
仕事は楽しいかね? | デイル・ドーテン |
永遠の0 (ゼロ) | 百田 尚樹 |
影踏み | 横山 秀夫 |
知識を操る超読書術 | メンタリストDaiGo |
ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく | 堀江 貴文 |
幸福の資本論 | 橘 玲 |
死ぬ理由、生きる理由-英霊の渇く島に問う- | 青山 繁晴 |
何度も書いた通り、小説やエッセイ、自己啓発など文章がやさしく、活字で読みやすい本は、朗読されると心地よく頭に入ってきます。
ストーリーがずっとつながっていると、より気持ちをキープして聴きやすいという特徴もあります。

ラクして学びたい人ほどオーディオブックを使わないと損
社会人はみんな朝から忙しく、ふつうに生活するだけでもいっぱいいっぱいな日々。
だからこそ、「なにか刺激がほしい」「このままでいいんだろうか?」「もっと自分を高めたい」と焦りながら、何からすべきか迷ってしまう。
そんな人こそ読書は最適です。
「自分が思いつかないような発想で物語をつくれる人」
「自分の知らない経験をしている人」
「自分の知らないスキルを身につけている人」
などなどが、数百ページにまとめて情報を提供してくれるのが本の最大の魅力。
こんなコスパの良い学びや楽しみはありません。
目的は、読むことじゃなく「刺激を受けること」「知識に変えること」です。
そのためにオーディオブックのメリットを有効活用し、他の本との使い分けにもつなげてもらえたら嬉しい限りです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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