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映画を見るなら・・・
✔️ やっぱり感動の涙はほしいかも
✔️ でも笑いのエッセンスも少しは
✔️ 誰かに教えたくなるのが理想
と思って探しても、ランキング記事が多すぎてクソ迷う・・というあなたに。
「期待をはるかに超えて面白いうえにジーンとさせられちゃった!」って映画をご紹介します。
ゆる〜い気分で見れるのに、思わず意表を突いて泣かされちゃう・・・という超技アリな邦画たちです。
あなたも、見たら絶対に誰かに紹介したくなるはずです。
どの作品も一度見ただけじゃ足りないくらいクセになっちゃうでしょうが、最後までお付き合いいただけると嬉しい限りです。
▶この記事を書いている人◀
販促制作会社1人経営者&取材ライターです。
★プロフィールの詳細は、ずっと下の方で紹介していますので、ぜひご一読いただけると有り難いです。
今回ご紹介したい作品はこの5作品です(公開年次順)
【No.2】容疑者Xの献身(2008年公開)/主演:福山雅治、柴咲コウ
【No.3】キツツキと雨(2012年公開)/主演:役所広司、小栗旬
【No.4】舟を編む(2013年公開)/主演:松田龍平
【No.5】今夜ロマンス劇場で(2018年公開)/主演:綾瀬はるか、坂口健太郎
サスペンスやホラー、アクション系ではなく「ヒューマン系」を厳選
選んだ理由を、ちょっとだけお話しさせてください。
たまにありませんか?
話題になった有名な作品なんだけど、イマイチ見る気になれなくてズルズル時間が経ってた・・・。
でも時間が経って見てみたら
すっごい面白いし!なんで見てなかったんだ?!ヤラれた!的なこと。
今回ご紹介した映画が、まさにそれです。
想像以上に、きゅんきゅんポカポカさせられてしまうヒューマン系ばかり。
「死ぬまでに見た方がいい映画100タイトル・・・」とか言われても、「そんなに?!うそ〜ん」と思ってしまう人もいると思い、選びやすく5本に絞っています。
世代に関係なく楽しめるところもポイントなので、ぜひご家族でもご覧になってみてくださいね。
5作品が見られる「U-NEXT」「Amazon」の各動画配信サービスの詳細は、後半のこちらで解説しています。
では、さっそくいきましょう。
※どうしてもネタバレがイヤな方は、最初の紹介だけ見るくらいでOKだと思います。
【No.1】 Love Letter
「監督:岩井俊二 出演:中山美穂・豊川悦司 他」〈1995年公開〉
【モントリオール世界映画祭 観客賞、ヨコハマ映画祭・おおさか映画祭 作品賞など】
▶見放題対象の動画サービス
今回の「クスッとホロッと」がテーマなら、No.1はやっぱりコレ。1995年に公開され、中山美穂の一人二役でも話題となっためちゃヒット作です。若い方、ぜひ付いてきてね。
今見ても、色あせないどころか、より熟成されて旨みが増しているように思えます。
ーーー結婚を約束した恋人・藤井樹を3年程前に山の遭難事故で亡くし、いまだ思いを断ち切れない女性、渡辺博子(中山美穂)。
その亡くなった婚約者と中学校の同級生で、彼と同姓同名の女性、藤井樹(中山美穂)。
同じ男性を巡る、全く違う思い出を持つ二人の女性を、我が青春のミポリンが見事に演じている。
これを見てなきゃ映画ファンとは言わせねーぜ!というほど、どんだけー!な作品です。
「見ドコロ&あらすじ」をチラ見しただけで見たくなってしまうと思いますので、読みたくないところは飛ばしつつチェックしてみてください。
ここからガチでネタバレ↓
中山美穂と一緒にオルゴールの中に閉じ込められたような世界観
亡くなった婚約者(藤井樹)の三回忌の日、神戸にある彼の実家の部屋を訪れた博子。
そこで中学時代の卒業アルバムを見たことにより、彼が当時は北海道の小樽に住んでいたこと、その家がすでに国道の下敷きとなって跡形もないことを知る。
彼への思いを引きずる博子は、今は存在しない小樽のその家を天国の彼と重ね合わせるように、ふと気まぐれに届くはずのない手紙を送る。
すると、来るはずのない返事が、彼と同じ名前で送られてくる。手紙がつなぐ不思議な三角関係?の淡い淡い愛と青春の物語。
・・・映画ラブレターの幕が上がる。
ストーリー全体が、まるでオルゴールの中で描かれているような世界に引き込まれる。
映像に魅入る心を狙い撃つようにピアノが響き、オーケストラが重なり、ときどきネジを巻いて時を止めたかのようなシーンが映しだされる。
音楽、雪、神戸、小樽、冬山、白い息、洋館、庭、手紙。いちいち美学と意図が感じられます。
博子(中山美穂)と樹(中山美穂)の間でちょっと不思議な文通関係が始まり、遠く離れた神戸と小樽の心の距離が縮まっていく。
お互いの感情が交差するうちに、色あせていた過去の彼の姿が揺り動かされていく。
物語の回想を担う酒井&柏原にも注目
中学時代の2人の藤井樹(亡くなった婚約者と、手紙を受けとった同姓同名の同級生)は、それぞれ柏原崇と酒井美紀が演じています。
当時の回想シーンを完全に別人がやっているのも意味深い。
亡くなった婚約者・藤井樹の中学時代を演じた柏原崇は、唯一、生前の彼の人物像を語るキーになっている。
中学生のミポリンを演じた酒井美紀も素晴らしい。
思わず懐かしのドラマ「白線流し」を見直したくなるほどだ。かわいい。
そう思ってつい見とれてしまうから物語を大幅に忘れてしまいそうになる。
これから見るなら中山美穂と酒井美紀のかわいさには要注意だ。
「一人二役」の絶妙な傑作。でも関西弁のキャラ設定はなぜ?
「過去と今」「神戸と小樽」「彼と主人公と遠くの彼女」の間を美しく行き来させる様が見事。
一人二役の傑作っぷりがゴイスーで脱帽。
本や図書館の懐かしい匂いまで漂ってくるような映像と、演出と。
『こんな名作だったんだ?!』
ミポリンがかわいすぎる映画くらいにしか思ってなかったことに気づかされ、唖然。
それにしても、見終わって一番気になったのは関西弁だ。なぜそうしたんだろう?
特に豊川悦司の関西弁はインパクトだ。
・・・なんでだろう?
コントラスト?距離感?雪山なら神戸がいいから?
神戸にいながら博子だけは基本標準語だし・・・??
分かりやすさもあったのかな。まぁいいんですけどね。
なにげに松田聖子の青い珊瑚礁とか、おじいちゃんと庭木のエッセンスも洒落ています。
この監督の撮る大河ドラマなんかがあったらスゲー見てみたいなぁ。
オープニングから完敗だったと、見終わってなっとく
もうひとつの疑問は、オープニング。
最初に登場する中山美穂は、どっちの女性なのだろうか。状況的に想像はできるんだけど、つい考えてみたくなってしまう。
のっけからミステリアスで儚げな雪景色と中山美穂特有の翳り。
真っ白で言葉少なな世界を音楽で色づけ、プロローグとして語りはじめる岩井監督の美技。
オープニングからすでに、ムダのない壮大なマジックにかけられ陶酔していたのだ。
1995年の作品を2020年に見てみたら、今年1月に公開された本作の続編というような「ラストレター」があることに気づいた。がぜん見てみたくなる。
ましてオール世代キラーの広瀬すず出演と言われればなおさら。「ラストレター」を見るなら、四半世紀前の本作を若い人にもぜひ見て欲しいと思いました。
当時すでに流通しはじめていたはずのケータイは登場しない、手紙を主題とした物語。
アントニオ猪木や井上陽水もびっくりの『お元気ですか』連発攻撃。
25年も前の作品を今見るのはかなり抵抗があるのがフツーだけど、
この「Love Letter」は、今こそ見るべき作品だと改めて思いました。
それくらい、今にはない、日常の空気の重みのようなものが目や耳で感じ取れる。そんな映画です。
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【No.2】 容疑者Xの献身
「原作:東野圭吾 主演:福山雅治、柴咲コウ」〈2008年公開〉
【原作:本格ミステリ大賞、直木三十五賞、このミステリーがすごい!2006 1位など】
ミステリー界の巨匠にして超ヒットメーカー、東野圭吾原作のドラマ・ガリレオ。の劇場版。
「ガリレオ」シリーズを始めて見るという方のために、先にドラマ版のプロフィールからご紹介します。
◎2007年、月9ドラマとしてスタート
◎出演:福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、真矢ミキ、品川ヒロシ 他
◎音楽:福山雅治
◎主題歌:柴咲コウ(KOH+)
◎ストーリー:警察と物理学者という異色のタッグで難事件を解決していくミステリードラマ
ここからガチでネタバレ↓
ミステリー小説の巨匠、東野圭吾原作のヒット作
主役が福山雅治だと知っているから、というのは度外視しても・・・原作を読むと湯川先生は福山氏をイメージして作られたのでは?!と思ってしまうほど、人物像がピッタリと一致するキャスティングに驚かされます。
ドラマ「ガリレオ」は、警察と物理学者が妙なタッグを組んで難事件に挑むストーリー。
柴咲コウ演じる内海刑事が、事件の謎に頭を抱えるたびに天才物理学者の湯川先生(福山雅治)に助けを求め、科学的見地から事件解決のヒントへ導く、という流れが毎度魅力です。
連続ドラマではそれが1話完結で展開されていました。(最終話は2回に分けての放送でした)
レギュラーメンバーに堤真一、松雪泰子が参戦
天才ではあるものの、変人ガリレオの異名をもつほど変わり者で偏屈極まりないキャラクターの湯川先生。
その人間性に常々辟易しながらも、天才物理学者としての頭脳に関しては絶大な信頼をおく内海刑事。というおかしな対立・共同構造も大きな見ドコロでした。
内海刑事(柴咲コウ)の上司に北村一輝、先輩刑事に品川ヒロシ、監察医に真矢ミキという顔ぶれで、毎回ゲスト出演者が登場する。
そして映画では天才数学者であり、湯川先生の大学時代の友人・石神哲哉に堤真一、その隣人・花岡靖子として松雪泰子が登場。
キャスティングもお芝居も、もちろんストーリーも楽しい。
この映画「容疑者Xの献身」は、連続ドラマ終了後の翌年2008年に上映されました。
◎2008年公開
◎出演:福山雅治、柴咲コウ、堤真一、松雪泰子 ほか
◎音楽:福山雅治
◎主題歌:柴咲コウ(KOH+)
◎ストーリー:ある母子が起こした事件に、隣人の数学者が協力。単純な事件を完全犯罪のように仕立てるが・・・。
ストーリーの中心は、当然、数学者・石神哲哉(堤真一)とその隣人で一児の母の花岡靖子(松雪泰子)となる。
花岡母子が殺人事件の渦中の人となり、そこに石神が天才的な頭脳で協力者として参加しちゃう形。
全体はミステリー、中身は人間ドラマ、スパイスが恋心、みたいな。
変人ガリレオが主役の割に、人間ドラマを描くのが見どころという、矛盾したようなそうでもないようなストーリーがこの作品の魅力でもあります。
もちろん、そこは映画でも踏襲されています。
なんとも言えない結末ですが、ドラマシリーズでも全てが万事解決やったー!というわけではなかったのでそこもブレてはいないかと。
映画を見たらドラマ1・2シリーズも見たくなるはず
福山氏は、やはりこのガリレオシリーズの湯川先生が最もハマり役に思えます。
堤氏は影のありまくりなじめ〜っとした数学者を見事に演じていますし、柴咲コウはかわいいしで言うことないです。
ドラマを見ていない人は、きっとドラマも見たくなるかも。
いや、なるでしょう。そのくらいかわいいです。
個人的にパート2の吉高ちゃんより柴咲コウ派なので、見るならファーストシリーズをオススメします。
とてもかわいいです。吉高ちゃんもかわいいですが。
そして映画もおもしろいです。
東野圭吾原作ということで、あまり疑ってかかる人もいないように思いますが、小説とは違う醍醐味を、ぜひ。
【No.3】 キツツキと雨
「監督:沖田修一 出演:役所広司・小栗旬 他」
【東京国際映画祭 審査員特別賞、ドバイ国際映画祭 最優秀脚本賞・最優秀編集賞など】
映画館に行きたくなる素敵な人間ドラマの名作。
「いやぁ映画って本当にいいもんですね」このフレーズに聞き覚えのあるアナタは、間違いなく40オーバーでしょう。誤魔化してもムダです。
とにかくそんな映画評論家・水野晴郎氏のかつてのキメ台詞がよみがえってきちゃうほど、本作は、映画の魅力を感じさせてくれる素晴らしい作品。
ぜひおすすめさせてください。
きっと、映画を見終わったアナタも、そう思うはず。ネタバレ目前レベルまで話しちゃうかもしれませんが、最後までご覧いただけるとハッピーです。
ここからガチでネタバレ↓
映画制作とは真逆の世界に生きる、木こりオヤジの未知との遭遇
ブィイイイン・・・勇ましいチェーンソーの轟音と切り倒される木の雄叫びが、広大な森の中に響き渡る。
林業に従事する木こりの岸克彦(役所広司)の日常に、突然、「作業を中断してくれないか」と不審者のごとく一人の男が現れる。
「撮影中で音がジャマになってしまうから」と。
森の中に全く異質の存在である映画制作スタッフ・助監督(古舘寬治)が、岸のもとを訪れるところから物語は始まる。
岸はナニがナニやら分からないながら申し出に従い、黙って座り込む。
やがて、スタッフの車の故障などもあって、お願いされるままに木こりの岸はロケハンなど彼らのお手伝いに奔走することになる。
青年監督にとっても、予期せぬ出会いが生まれ変わりのきっかけに
そこにいつも助監督と同行してくる気弱そうな若者・田辺幸一(小栗旬)。
コイツいったい何者か?といぶかしく見つめる岸の挙動も面白い。
実は、彼こそ渦中の映画の脚本も手がける監督なのだ。
れっきとした監督なのだが、なぜか常に自分に自信がもてず、つい人の意見を尊重してしまう性格。
本人もそんな自分に嫌気がさしている様子。現場の重圧にも耐えきれず、監督のクセにロケ地から逃走を試みるなど、ヘタレっぷり炸裂・・・。
そんな中で映画ど素人の林業従事者とのひょんな出会いから心を通わせていくうちに、悩める若き映画監督が少しずつ自分と向き合えるようになっていく人間ドラマだ。
若者の変化や自然豊かなロケ地が気になる。愉快なエッセンスもいっぱい
変化していく田辺(小栗)に呼応するように現場のスタッフも協力的となり、いつしか村人たちまで巻き込んで映画づくりに。
一方、岸(役所)と田辺(小栗)の交流では、1人息子をもつ岸の父親としての顔も垣間見える。
息子役を演じているのは、坊主頭で気づきにくいが高良健吾だ。その他にも「空模様」や「将棋」、「海苔」など、さまざまに愉快なエッセンスが散りばめられている。
※念のためだが、以前にあった「WOOD JOB」という映画と違い林業啓蒙作品ではないのでご安心を。
また時折、劇中で「お前」のことを「おんし」と呼ぶ方言が出てくる。
一度見ただけだとどこの土地柄なのか・・・土佐弁か三河弁?美濃弁?となるが、よくよく丁寧に見ていると答えはちゃんと劇中に見てとれる。
また、素人には分かりにくい助監督の役割と重要性が伝わってくるが、それでもやっぱり監督と助監督の違いは我々には難しい・・・。
キホン、現場に必要なすべてを仕切るのが助監督の仕事と聞いたことがあるが、その辺も合わせて興味深く見ることができるでしょう。
断片的にネタバレしちゃうが、見終わってからの余韻まで楽しいゾ
見終わって、改めて、どうしてだったんだろう?という素朴なギモンがいくつか浮かんだ。
『なぜ主役の1人である岸(役所)は木こりだったのか』
『なぜ、ああいう映画の設定だったのか』
そんなことをつらつら考えながら振り返ってみるのもちょっと楽しい。
あまり書いてしまうとネタバレが過ぎるので省略しますが、まぁああいう映画だと・・・素人を参加させやすいのかな?とか。
ちょっと思いを馳せてみるだけでも余韻にひたれます。
個人的に特に好きだったのは、岸が一瞬だけ出演した映画での自分の役回りを仲間の木こりに説明するシーン。
それから車の中で田辺(小栗)に映画のストーリーを説明させるシーン。
それからベテランの大御所俳優(山崎努)にビビりまくりながらも・・・まぁ、などなどです。
場面転換の仕方やBGMなどが、モノクロ映画を彷彿とさせるような印象だった。
手づくり感があってどこか牧歌的で。垣間見る静かなカットとかムダのない運びとかも好きですね。
『木は一人前になるのに100年はかかる』という岸の台詞が最後まで染み渡り、出会えて良かったと思わせてくれる。
そんな映画でした。間違いなく、また見るでしょうね。
見てもらえれば、きっと冒頭の有名な台詞を持ち出した気持ちも、汲み取っていただけるはずです。
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【No.4】 舟を編む
「監督:石井裕也 出演:松田龍平、小林薫、加藤剛、オダギリジョー 他」
【報知映画賞 作品賞、ヨコハマ映画祭 2013年日本映画ベストテン第2位、日刊スポーツ映画大賞 作品賞など】
出版社の松田龍平と辞書編纂を通じた実は熱い人間ドラマ。2013年公開。
出版社の辞書編集部で新たに刊行する辞書「大渡海」の編纂をめぐる編集部員たちの苦悩や辞書づくりの世界を描いた物語。
原作は三浦しをん著の小説ですね。
ここからガチでネタバレ↓
クソつまんねーだろと思って見たらヤラレちゃうぜ
気づいたら彼らの世界に引きずり込まれていくのが心地良かったりして。
松田龍平のザ・根暗キャラがビンビンにハマりまくり。
共演者の個性もコントラストがきいていて、のらりくらりと陰気くさい辞書編集ワールドに飲み込まれていく。
言葉が好きで大学院で言語学まで学んだのに、言葉を交わすのは大の苦手。コミュニケーション能力ゼロの主人公(松田龍平)は、出版社の営業部で浮きまくりのヘタレ社員。
ところがある日突然、辞書編集部の諸事情から強引にヘッドハンティングされ、辞書づくりの世界に引っ張り込まれる・・・。
辞書編集部のベテラン編集者(小林薫)は、新しい辞書「大渡海」の監修である国語学者(加藤剛)から絶大な信頼を寄せられていた。
ところが、彼(小林薫)は定年退職が決まったため、なんとしても後任の編集者を探さねばならず・・・。ってことで白羽の矢が立てられたのが、営業部の変人社員と噂されていた主人公(松田龍平)だった。
彼を加えた辞書編集部が長い歳月をかけて辞書づくりに挑むのだが、一方で、主人公にはまた別の色っぽいドラマもときめいたりして・・・。
先輩社員役のオダギリジョーが、物語にも主人公にも光を当てながらやんちゃに振る舞ってくれるので、見ていて妙に癒されるところも見どころかも。
超根暗な変人キャラ男・松田龍平の社内サクセスストーリー
ぼけーーっとして営業成績最低の主人公が、天職か!ってほど辞書づくりにのめり込んでいく。
ガンガン加速していく。
彼の一挙手一投足にハラハラし、微笑ましくもあり、時に逞しくも感じさせられたりして、気づいたときには餌食になっている。
かもしれない。少なくとも私はやられました。
ちなみに、今回は意図的に役名を出さずにレビューしています。(ネタバレ配慮として)
その他、オダギリジョー、黒木華、宮崎あおいの存在感もさすが。
薄暗い洞窟で行われているような辞書づくりの現場に異彩を放ってくれちゃってます。
なにより個人的に惹かれたのは、主人公が下宿する住まい。
昔々の旅館をばばあと二人で贅沢に使っているのですが、そこで主人公は大好きな書籍の山という山を保管するのに自由に部屋を占拠している。
主人公にとっての城のような下宿先はビジュアル的にも楽しめます。
マドンナ的な女性で、同居ばばあの孫娘(宮崎あおい)の登場シーンにも超効果的。
辞書編纂の壮大なストーリーと緻密な作業に見せ場がリンクする巧緻な名作
クソほど地味でマニアックな言葉の世界の要素も見事にユーモアに転化していたりして、主人公・松田龍平のキャラだけに目を向けていたら無防備にカウンターをもらうことになる。
特に主人公が恋するマドンナに贈る恋文のくだりとか。
「恋」の語釈の見せ方とか。とか。とか。
「舟を編む」というタイトルに込められた辞書への思い。
15年に渡る辞書編集の壮大な道のりと編集者の誇りと情熱。
物づくりのリアルがシンプル&ダイレクトに伝わる、日本映画の辞典的ならぬ現代版教科書的な作品のような気がしないでもない。
そんな作品。見てないとかヤバいかもね。
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【No.5】 今夜、ロマンス劇場で
「監督:武内英樹 出演:綾瀬はるか、坂口健太郎、加藤剛 他」
評判と違い意外にも切ない!ラブ&コメディな平成の名作。2018年公開。
「のだめカンタービレ」の監督・武内氏と信長協奏曲の脚本・宇山佳祐氏がタッグを組んだ話題作。
綾瀬はるかと坂口健太郎によるラブロマンス&コメディであり、名優・加藤剛の遺作となった作品。
誰だ?つまんねーとか言ってたの!
危うく見逃すとこだったゾ!鬼かわいい綾瀬はるかの映画を。
と多くの方が思うはず。
聞けば、いろんな有名映画のオマージュがあちこちに散りばめられているそうですが、そんなこと知らなくても手放しで楽しめる作品です。
ここからガチでネタバレ↓
映画監督を目指す青年・健司は身に起こった奇跡を題材に脚本を執筆
・・・舞台は恐らく戦後の昭和のどこか。
映画監督志望の青年・健司(坂口健太郎)は、とあるモノクロ映画のヒロイン・美雪(綾瀬はるか)に恋い焦がれ、連日映画館に通い詰める。
そんなある日、信じられないことにスクリーンの中からモノクロのヒロインが、健司のいる現実世界に飛び出してくるという超ファンタジーなイントロダクション・・・ところが。
このヒロイン、お姫様育ちだけに現実世界だろうとイケイケです。それでも憧れまくっている健司は仰せのままに従いつつサポートしつつ彼女との時間を楽しんでいく。
当然、周囲にバレたらとんでもないことになるワケだからごまかし方も必死だ。
一方で、映画監督を目指す健司(坂口健太郎)に脚本のコンペに通れば採用、晴れて監督デビューというチャンスが巡ってくる。
アイデアに苦悶しつつも、自分の身に起こった奇跡的な出来事をベースに物語を練り上げていくことに。
ところが肝心のラストが思うように描けないでいる・・・
果たして彼の脚本は採用されるのか、理想のラストシーンを描くことができるのか。みたいな。
綾瀬はるか姫の女優力に圧倒され惚れてまうやろー!な108分
これ以上のネタバレは厳しいので、あらすじは以上としておきますが、ヒロインに惚れまくる健司の役を、青年期は坂口健太郎が、晩年期を加藤剛が演じている。
その時間的な幅広さや奥行きも、本作の見どころのひとつとなっています。
それにしても、前評判やレビューなんかだと結構辛辣な意見が多かったけど、見てみたらとても素敵な映画でした。
何より、綾瀬はるかって、かわいいだけじゃなくて、女優としてもスゲー人なんだなと力づくで再確認させられる。
細かい突っ込みドコロとかどーでもいいくらい吹っ飛ばしてくれる綾瀬姫の圧倒的女優力に脱帽せずにいられない。
姫としての威厳、気品、外連味(けれんみ)、可憐、無垢。ぜんぶ持ち合わせてるじゃねーか!と叫びたくなるほどだ。
綾瀬ファンじゃなくても、坂口健太郎じゃなくても、女優・綾瀬はるかに惚れてまうに決まってるやろー!
好きな人に触れた瞬間、消えてしまう。それでもいいと、思えるだろうか?
注目すべきは、けしからんくらいかわいすぎる綾瀬はるかだけじゃない。
晩年の健司を演じた加藤剛の生々しい魂を見せつけられるようなひとつひとつのカット。見ていたときは遺作になるなんて予想もしていませんでしたが、
遺作となってはじめて頷けてしまうようなヒリヒリとした命の緊迫感が思い起こされます。
そこからグイーーンと振り切りまくりでコメディ要素の使命を一身に背負っている北村一輝の好演がまた、たまらない。
この人がいないと、物語は恩着せがましい恋愛販促バブルな感じになっていたかもしれない。
なってないかもしれない。とにかく素敵ッス。
そうして、喜怒哀楽を一通り味わったころ、ふいを打つように究極のテーゼが剛速球で投げ込まれる。
「好きな人に、一生、触れられないとしたら?」
泣けるやん&素敵やん。
リーゼントでロケンローな昭和の背景を俯瞰しつつ、この一言が、それまでの全てのストーリーに覆い被さっていく。
なにも感じないはずがない。
今まで出会った、最も思い焦がれた人の残像と、綾瀬姫のリアルな美貌が同時に夢にでてくる映画ってことだ。
見なきゃ損するに決まってるやん。映画から飛び出してきたヒロインは、どれだけ時間が経っても歳をとることはない。
モノクロのお姫様はカラフルな世界でどのようなラストを迎えるのか・・・気にならない人がいるだろうか?
▶見放題対象の動画サービス
以上の5本となります。
いかがでしょうか、気になる作品は見つかりましたか?大好きな映画ばかりなのでもっと話したい!!
これ以上伝えられないのが残念でなりませんが、見てもらいたい気持ちの方が大きいのでグッとこらえましょう。
できれば、どれか1つでも見ていただけたら本当に嬉しく思います。
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◆550円(税込)/月額
〈31日間無料お試し期間あり〉
※「dTVチャンネル」とは違うサービスですのでご注意ください!
○12万作品以上が見放題
○ドコモユーザーでなくても無料お試し視聴が可能
という特徴があります。
また月500円台(税込)で12万タイトルもの見放題作品が見られるのはとってもお得。
「とにかく動画だけでいいからたくさん見たい!」という方にはぴったりのサービスです。
無料お試し期間も31日間あるので、じっくり使ってみてから有料会員になるか検討することができますね。
ちなみに〈Paravi〉の料金はこちら。
◆1,017円(税込)
〈2週間無料体験期間あり〉
TBSのドラマシリーズなどが豊富で、個人的に好きな作品と出会えることが多いので利用しています。
無料体験期間は2週間だけですが、上記3サービスで作品が見当たらない場合はこちらにある場合もあるのでチェックしてみましょう。
〈dTV〉の登録手順を解説します
この通りに申し込み手続きをしてもらえればOKです。
まず〈dTV〉トップページからアカウント登録へ。
以上です。
これで31日間の無料体験をスタートできます。
簡単ですよね。
解約したい場合も手続きは簡単!
〈dTV〉トップページから進めていきましょう。
【注!】毎週火曜日の午後10時30分〜翌朝7時はメンテナンスで手続きができません。
特に無料体験を解約する場合は、少し余裕を持って手続きするようにしましょうね。
以上がPCによる解約方法です。
※スマホの場合もほぼ同様です。
◆ログイン後、〈Android〉ではフッターメニューから「その他」「アカウント」「解約」へと進み、「利用規約に同意し、解約手続きに進む」から案内に沿って必要事項を入力すればOK。
◆〈iOS〉ではTOPページ右上の「三本線」から「解約」「利用規約に同意し、解約手続きに進む」を選択肢、案内に沿って必要事項を入力しましょう。
〈dTV〉でご利用可能なお支払い方法
【ドコモの回線契約がある方】
・ドコモ ケータイ払い
※個別課金(レンタル)作品にも利用可能です
・クレジットカード払い(VISA、MASTER、JCB、AMEX)
※国内発行のカードに限る
・dポイント
【ドコモの回線契約がない方】
・クレジットカード(VISA、MASTER、JCB、AMEX)
※国内発行のカードに限る
・App Storeでの購入
・コンビニでのシリアルコード購入(セブンイレブン、ローソン、ミニストップ)
・gifteeでの購入
※個別課金(レンタル)作品には、各種クーポンが利用できます。
おすすめしたい動画配信サービスは以上です。
とにかく、無料体験の利用が最優先!
・「U-NEXT」
・「Amazonプライムビデオ」
・「dTV」
お目当ての動画配信サービスで、まずは今回ご紹介した5作品のタイトルを検索してみることから始めましょう!
◆「Love Letter」
◆「容疑者Xの献身」
◆「キツツキと雨」
◆「舟を編む」
◆「今夜ロマンス劇場で」
今後は、私の人生に欠かせない自分史上3大名作であり、何度見たのか数え切れない「ゴッドファーザー」「ショーシャンクの空に」「インターステラ−」についてもレビューしたいと思います。
そのときを楽しみに、それでは皆さまサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!
最後までご覧いただき、ありがとうござました!
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