今回は、都民の水ってそもそもどっから来てんの?的なことについてご紹介します。
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こんにちは!インタビューメディア「ひとびとのひび」編集長です。(@hitobito_A)
15年ほど街や人の取材をしまくっている1人会社経営者&ライターでもあります。
★プロフィールの詳細は、ずっと下の方で紹介していますので、ぜひご一読いただけると有り難いです。
東京都の水道の水はほぼ河川から。利根川・荒川水系が約8割
私たち東京都民が使う水は、どこから流れてきているのか。
簡単に言うと、川です。
そしてその川の水源となるのが山ですね。
水道水の水源は、水道水源林と呼ばれる山々で、ダムや貯水池などの水源施設とともに東京都が管理しています。
実際に利用しているのは、ほとんどが河川水
東京都の場合は、8割近くが利根川・荒川水系の川の水を利用しています。
そして2割くらいが多摩川水系。
元をたどれば、東京の水道は玉川上水からはじまっていることもあり、昭和30年代までは多摩川水系の水をメインで利用していたのですが、爆発的な人口増加とともに水需要がハンパなく高まり、利根川・荒川水系への依存度を徐々に高めていって今に至るのだとか。
現在、東京都の一日当たりの水源量は630万㎥。
もはや理解不能な数字をはじき出しています。
降水量が豊富と思いきや、ダムの貯水量から渇水の不安もあり?
一日当たりの水源量630万㎥。
この数字の中には、神奈川県から分水を受けている分も含まれているようで、必ずしもガッチリ安定的な取水ができているわけではないんですね。
ご存知でしたか?
近年の少雨化傾向により、利根川水系のダムは計画時よりも約2割も供給能力が低下傾向にあるのだとか。
世界的な異常気象の頻発なども懸念材料のひとつ。
それと、日本の降水量の事情もあるようです
データで見ると、日本の年平均降水量は1,670mm、世界平均(1,070mm)の1.6倍くらいあるのですが、国土の狭さと人口の多さから、国民一人当たりの降水量として見ると世界平均の1/4にしかならないそうです。
驚き!!
しかも地形が急峻なため、河川の流域が狭く、勾配も急なので、雨が降ると急増し、雨がやむとすぐに減少してしまうという特徴があります。
台風などの多さで流量に偏りがあるなど、水利用にはけっこう不向きな条件がそろっちゃってるんですね。
だから安定給水できるように水源を確保することがとっても難しい
といって、そのためにダムを建設しようとしても場所選びといい、地域住民の理解促進といいカンタンな問題じゃない・・・。
日本は梅雨も台風もあって降水に恵まれていると思っていた方?
きっと私だけではないはずです。
世界の約10人に3人は、自宅で安全な水を得ることができない※といわれる現代において、日本は恵まれた水道インフラが整備されていますが、実情は決して楽観できるものでもなさそう。
水と安全がタダで手に入ると思っている・・そう揶揄される国民だけにやっぱり、ライフラインのことは知っておきたいものですね。
その大切さと、希少さを。
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水道水源林なんかについてはまた次回!
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