水道料金ってそもそもどんな理由で決められてるの?
という水道にまつわる素朴な疑問にお応えします。
今回は、東京都水道局などの参考情報を引用しながら記事にしています。
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こんにちは!インタビューメディア「ひとびとのひび」編集長です。
15年ほど取材・インタビューしまくりの販促制作会社1人経営者&元コピーライターでもあります。
★プロフィールの詳細は、ずっと下の方で紹介していますので、ぜひご一読いただけると有り難いです。
水道料金の原価には浄水場での処理費用も含まれている
水道水の供給にともなう経費の原価が東京都水道局のHPに掲載されていました。

水道水1㎥を家庭に届けるのに202円のコストがかかっています。
※参考:東京都水道局 広報・広聴「パンフレット東京の水道/東京の水道の財政」令和2年度決算
内訳を軽費の大きい順に見てみると、
①「水道水を蛇口までお届けする費用」:
浄水場でキレイにされた水を各家庭まで届けるまでのインフラですよね。
給水所や配水管、給水管といった施設に関する整備コストということでダントツです。
②「水道水をつくる費用」:
主に浄水場で凝集沈殿、ろ過、消毒をして水道水をつくり、給水所へ送るまでにかかる費用。
③「原水を調達する費用」:
こちらは水道水源林やダムなどの、いわば水源地に求められるコスト。
④「メータの検針、税金の徴収、窓口サービスなどの費用」:
ざっくり人件費がメインのようですね。
最も負担が大きいのは水道水を作ったあとの送配水にかかるコスト
そもそも、水源地から家庭に水が届くまでの流れはどうなっているのか。
またまた東京都水道局の資料が分かりやすいので紹介します。

※参考:東京都水道局 広報・広聴「水道・くらしのガイド」
実際には、浄水場から家庭までをつなぐためにはとてつもない配水網が必要となるでしょうから、ここが最もコストがかかるというのもうなずけます。
以前も紹介しましたが、東京都内に敷設された水道管をつなげると約27,000kmにもおよぶというとんでもない数字があるだけに、ちょっとコストと言われても想像を絶するものがありますね。
※水道管や浄水場について詳しくは「水道の水といえば塩素消毒。いいえ高度浄水処理ももはや常識?![浄水場編]」をご覧ください
水道料金の基本料金と従量料金の違いとは?
そもそも、水道料金には基本料金と従量料金があることをご存知でしょうか?
◎基本料金:使用水量の有無に関わらず「水道メータの口径」に応じてかかる料金
◎従量料金:使用水量の増減に応じてかかる料金
要するに、基本料金は水を使っても使わなくても一定の金額、従量料金は使った分だけ金額があがっていくワケです。
そして、この2つの合計が水道料金として徴収されます。(下水道料金も合算されます。)
※参考:東京都水道局HP「水道料金・下水道料金の計算方法(23区)」
「水道メータの口径」って?
家庭内の蛇口ではなく、水道メーターの管の太さのことを指しています。
一般家庭では13mmか20mmが主流だったが、現在は20mmの家庭も多いのだそう(1つの家庭に複数の蛇口が設置されるのが普通になったから)。
口径の大きさは、複数の蛇口を同時に使用してもメーターの性能に支障がないか、水道管内を流れる水のスピードが適正かどうかなどのよって決められます。

呼び径と表記されることもありますが、例えば口径13mmだと、3つ以上の蛇口を同時に使うと水量が弱くなる可能性があるのだとか。
てことは同じ使用は2つまでに抑えなければならない・・・一人暮らしじゃない限り難しそうですよね。
※参考:盛岡市上下水道局ホームページ
水道料金の計算方法はややこしい・・・ので計算してみよう
で、いきなりだーん!と水道料金の計算方法。

先ほど紹介した口径と基本料金、従量料金が記載されています。
水道料金の明細が手元にあれば確認すると分かりますが、水道料金はこの表を基準に、上水道と下水道の料金をガッチャンコして徴収されます。
例えば、一般用で1ヵ月に24㎥を使用した場合をみてみましょう。
実際の徴収は2ヵ月分まとめてですよね。ここでは1ヵ月分で計算し、紹介します。

まずは基本料金。
表によると、24㎥の場合は、
➡基本料金1,170円に相当しますね。
次に、従量料金。

上記の表で1㎥〜24㎥までの範囲はすべて計算対象となります。
てっきり24㎥の場合は「21㎥〜30㎥」の部分だけを見て計算すれば良いのかと思ったらそうではないんです。
1㎥〜24㎥までの範囲に相当する「1㎥〜5㎥」「6㎥〜10㎥」「11㎥〜20㎥」についても料金の計算対象になります。
なので、それぞれの計算結果を足す必要があります。
そして、計算するうえで気をつけないといけないのは、表内に従量料金として記載されている金額は「1㎥につきの料金」だということ。
つまり、使った分だけ掛け算する必要があるのです。
てことは、24㎥の場合の従量料金は、最初の1㎥〜5㎥は料金がかからないので計0円。
6㎥〜10㎥のところの単価は22円/1㎥。
24㎥ということは、6㎥〜10㎥をフルに使っているので22円×5㎥分(6・7・8・9・10㎥分)。
てことは、計110円となります。(8㎥しか使っていなければ22円×3㎥分ですので66円)
11㎥〜20㎥部分もフル使用(10㎥分)で計算することになるので、128円×10㎥分で計1280円。
最後の21㎥〜30㎥部分は、4㎥分だけなので、163円×4㎥分となり、計652円。
※消費税別途
まとめると
◎1㎥〜5㎥=0円
+
◎6㎥〜10㎥=110円
+
◎11㎥〜20㎥=1,280円
+
◎21㎥〜24㎥=652円
➡従量料金計2,042円
つまり、上水道料金のトータルは「基本料金1,170円+従量料金2,042円×消費税分1.10」
=計3,533円となります。
※1円以下端数切り捨て
下水道料金も計算されたうえ上水道料金とともに徴収されている
下水道料金も同様の計算です。

◎0㎥〜8㎥=560円
+
◎9㎥〜20㎥=1,320円(110円×12㎥分)
+
◎21㎥〜24㎥=560円(140円×4㎥分)
➡下水道料金計2,440円
つまり、下水道料金のトータルは「2,440円×1.10」
=計2,684円となります。
ということで、まとめると一般用で1ヵ月に24㎥を使用した場合の上下水道料金は上水道3,533円+下水道2,684円=合計水道料金6217円
ふぅ〜〜・・・結構しんどい。。。
ちなみに、世帯の人数ごとの水道使用量の平均は東京都水道局によるとこんな感じだそうです。

※参考:東京都水道局HP「よくある質問 もっと知りたい水道のこと」
※水道料金は地域によって異なります。
ということで、いかがだったでしょうか?
水道料金は、いろいろなコストや計算方法によって決められているんですね。
知ってみると、水道水はできるだけ大切に使っていこうと思いませんか?
「そもそも、どーなってるの?」と、中身を知らないことには節水にもつながりませんね。
できれば、まだ知らない方々にも教えてあげて、いっしょに行動していけるようにしたいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
私たちの家庭に水道水を供給するのに欠かせない「浄水場」。いったいどんなトコなの?
というギモンについてはこちらで紹介しています。
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