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クローン病になった後も検査とかある?
経験者の声を聞きたい!
そんなお悩みにお答えします。
◆インタビューメディア「ひとびとのひび」編集長
◆持病にめげずに働く制作会社1人経営者&ライター
2009年に『痔瘻』発覚・手術
2010年に「潰瘍性大腸炎」発症・通院
2012年に「クローン病」発症・入院
『クローン病の検査って、そんなことまで?!』
『大腸の炎症えげつなっ!』
と、検査されてる本人が驚くことだらけのクローン病。
【入院時に行った検査】
◆血液検査
◆レントゲン(画像あり)
◆大腸内視鏡カメラ
◆小腸検査(小腸造影ゾンデ法)
◆胃カメラ
◆CT
私は潰瘍性大腸炎の悪化がきっかけで1週間ほど入院し、これらの検査をすることになりました。
あなただけでなく、身近な人、大切な人のためにも、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
潰瘍性大腸炎が悪化し検査入院でクローン病確定
『そろそろ検査しておきましょうか?』
2012年、潰瘍性大腸炎で1年近く通っていた肛門科クリニックの先生のひと言から「大腸内視鏡カメラ」の検査をすることに。
後で知りましたが、このときS状結腸付近が潰瘍だらけで、血がしたたり落ちている状態・・・見るも無惨でした。
【グロ注意!】カメラが入らなかったときの大腸(直腸からS状結腸付近)の内視鏡画像はこちら。
※かなり炎症を起こしているのでご覧になる際はくれぐれもご注意ください。
クリニックから大学病院へ!下行結腸の閉塞が発覚
。。。マジっす
素人にも分かるほどの狭窄(きょうさく)っぷり。
すぐに、胃や小腸などの消化器官を片っ端から調べるため1週間ほど検査入院が決定しました。
◆「潰瘍性大腸炎」や「痔瘻」について知っておきたい方はこちらが参考になります。
【小腸検査の地獄】5年に1度でも苦痛すぎ
大学病院に入院してからの一週間は、いっさい食事ができず連日検査の嵐でした。
体に入れるのは、薬剤ばかり。
◆内視鏡や胃カメラの前の鎮痛剤
◆CTの際の造影剤
◆レントゲンのバリウム
◆それら検査が終わった後の下剤
次々と摂取してはトイレで排泄の繰り返し。
特に過酷だったのが小腸の検査(小腸造影ゾンデ法)。
【小腸造影ゾンデ法】
①針金の入ったチューブを鼻から挿入され、ノド、食道を経て十二指腸付近まで押し込む。
②目的地までチューブが到達したら、中の針金だけを抜き、チューブの中に造影剤を注入。
その後は、検査台に手足を縛り付けられた状態で、あらゆる方向に回転させながら撮影するのです。
しばらくの間、ひたすらグルングルン、カシャンカシャン・・・。
息苦しくて恐怖に襲われます。
ただ先生によると、小腸の検査は『結果がOKなら5年はしなくても大丈夫』とのこと。
すでに8年が経過しましたが、あれ以来やっていないので・・・まぁ大丈夫でしょう。
私の体験を通じて、その大切さや検査の大変さを感じてもらえたら嬉しく思います。
血液検査で見る炎症反応。入院前後を比較
ご紹介するデータは、肛門科クリニックで悪化したときと、その約1ヶ月後に大学病院で検査したデータの比較です。
※病院の違いから、前回と基準値の数字に若干の違いがあります。
【2012年9月、クリニックでの検査結果】
【2012年10月、大学病院入院後の血液検査】
【重要項目の比較】
2012年9月 肛門科クリニック | 2021年10月 大学病院 | |
---|---|---|
CRP定量 | 0.86mg/dL | 0.42mg/dL |
ヘマトクリット値 | 38.8% | 39.1% |
血沈 | - | 20mm |
基準値『0.30mg/dL』に対し、両方の病院の検査値が高いですね。
なので、どちらも「HIGH」の「H」が記され、炎症が続いていることを表しています。
この値が低いと貧血の可能性があります。
男性の基準値が『39.8〜51.8%』。どちらも低いので「LOW」を意味する「L」となっていますね。
赤血球が時間内に何ミリ沈殿したかによって、どのような病気の可能性があるかの判断材料になります。
◆基準値より高値の場合:『感染症』『消化器病』『免疫異常』『ガン』など
◆基準値より低値の場合:『多血症』『血液凝固』など
結果は『20mm』。
思いっきり基準値オーバーなので『消化器病』『免疫異常』・・まさにその通りでした。
点滴「レミケード」のための通院時も、必ず血液検査を実施
一週間で一通りの検査を行った後は、大学病院に通院することになり、定期的に『レミケード』の点滴をすることになりました。
ただし『レミケード』は、稀に副作用があり、自分自身の判断で漢方治療に切り替える人もいます。
なので副作用を考慮し、最初の点滴では必ず入院して様子を見るのが一般的です。
そしてクローン病の治療は、ここからが始まりです。
終わりの見えない通院生活が始まるのです。
あなただけでなく、あなたの身近な人や大切な人も、どうかこの病気と無縁でいられますように。
この記事が、そのためのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
ご質問があれば、ぜひコメント欄に!
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