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いつまで食事制限するんだろう?
クローン病の身内のために、少しでも食事のこと知っておきたい!
そんなギモンに役立つ、実体験をご紹介します。
この記事の内容
◆インタビューメディア「ひとびとのひび」編集長
◆持病にめげずに働く制作会社経営者&ライター
◆2009年痔瘻 →2010年潰瘍性大腸炎 →2012年クローン病
残念ながら・・クローン病の初期段階は、食事制限が必須です。
ですが安定してきたら、自分に合う食品・NGな食品を知ることをおすすめします。
クローン病は、重症度や病変の場所などによって、症状も食事の影響も人それぞれ。
少しでも食べられる食品が増えれば、楽しく栄養ある食生活ができ、ワンダフルなウンコ習慣が手に入ります。
「食事制限をするメリット」や「寛解後の楽しさ、注意点」も分かりますので、ぜひ参考にしてください。
※現在の私は軽症者となり、寛解期の安定した状態です。重症度の高い方は、あくまで1人の経験談として参考にしてください。
私のクローン病略歴(カッコいい便が出せるまで)
下行結腸に狭窄がありましたが手術せずに済みました。その代わり、退院後はがっつり食事制限。
レミケード(炎症反応を抑える治療薬)の経過が良好だったので、通院して数ヶ月でウンコの質が良くなり、食べ物のチャレンジを始めました。
>>【検査体験】内視鏡画像公開!潰瘍性大腸炎がクローン病に変わる日
◆クローン病でも入れた保険についてはこちら
>>【体験ブログ】クローン病でも入れた保険紹介〈難病の申請も忘れずに〉
では「今までどんな食生活を目指してきたのか」次で紹介します。
完璧な食事制限はムリ!選択肢を増やす挑戦を
クローン病の食事制限は厳しすぎるため、毎日完璧に守るのはかなり苦しいです。
逆にストレスで再発しかねません。
◆最初は食事制限をきちんと守り、まず体調の安定を目指すこと
◆安定してきたら、いろんな食品に挑戦して選択肢を増やすこと
この考え方がおすすめです。
そこで、私の経験した方法を紹介します。
症状が安定するまでは食事制限の基本に忠実に
クローン病では、一日も早く体調を安定させることが大事です。
私は大腸の下行結腸に狭窄があったので、特に食物繊維は注意と言われました。
スクロールできます→
私が医師に言われた食事制限例 | |
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OKな食品 | 豆腐、素うどん(具なし)、おかゆ、キノコは少しならOK、魚(青魚系)、ヨーグルトなど |
NGな食品 | 海藻(ワカメ、昆布、ノリ、ひじき)、根菜類(ゴボウ、ニンジンなどの繊維質)、生野菜(ジュースやサプリならOK)、肉(動物性たんぱく質)、揚げ物などなど |
最初は8週に1度レミケードの点滴。食事は朝・昼・晩とも栄養剤のエレンタールです。
まともに煮物や野菜が食べられたのは安定して数ヶ月経ってからです。
まずは体調を安定させることが、食事の幅を広げるためのスタート地点です。
食事制限メニューにNG食品をプラスしていく
食事制限メニューを守りながら、ほんの少しずつNG食品を試していくことをおすすめします。
例えば、一回の食事の中に少しだけNG食品を入れてみる。
その代わり、いつもの食品を少し減らし総量を変えないようにしてみる、みたいな。
いきなりNG食品を食べて腹痛になったら他に何も食べられません。
栄養剤と上手に付き合うのも大事
調子が良いときは、エレンタールなどの栄養剤の量を減らして、その分だけ食べる量を増やしてみるのもおすすめです。
神経質に食事制限をずっと繰り返していると、飽きてしんどくなり、ストレスのせいで病状に悪影響を与える可能性もあります。
我慢には限界があるので、自分なりのバランスを意識しましょう。
>>【クローン病】エレンタールを美味しくするフレーバー選び&作り方〈加入できる保険〉
自分に合うOK食品 or NG食品を知り尽くす
食べられる物を増やすことは、栄養摂取に超重要です。
少しずつNG食品を試すことで、食べても大丈夫な「食品」「分量」「食べ合わせ」が具体的になります。
好きなものを早く克服するためにも、できるだけ「OKな食品」を増やし、正確に把握していきましょう。
克服した食品・いまだにNGな食品
私は脂の旨みが大好きですが、脂にも良し悪しがありますよね?
食品によって脂っこさも違います。
スクロールできます→
現在の食生活例 | |
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克服した食品 | 魚全般、ラーメン、焼き肉、煮物、天ぷら(良質な油なら)、カップ麺、 お菓子全般、アルコール(連日は腹痛に)など |
いまだにNGな食品 | コンビニ・ファミレスの肉、質の悪い唐揚げ・メンチ・天ぷら、 キムチ(少しならOK)、カレー(少しならOK)など |
クローン病から10年以上経った今は、食べることが楽しくなってキュートなウンコがほぼ毎日。
それでも、「NG食品」や「飲み食いの仕方」は、常に注意が必要ですけどね。
食事制限で栄養不足にならないように
初期段階の「栄養剤と食事制限メニュー」は、あくまで必要最低限の栄養摂取。
「脂肪はNG」とはいえ、三大栄養素なので程よく摂ることは大事です。
たんぱく質も内臓をつくる栄養素。
でも寛解すれば食べる喜びも、素敵なウンコが出る超絶な幸せも味わえますので、希望を捨てないでください。
意外!食事制限を経験するメリット
実は、食事制限を経験すると「体に悪い食品に敏感になり、避けられる」ようになるんです。
①食事制限中:「消化に良く、味の薄い食品ばかり」=味覚が敏感になる
②体に悪い食品:「食材が悪い or 調理法が悪い」=まずいと感じる
食事制限を経験すると、クローン病になる前より健康的な食生活をするきっかけになりますよ。
【まとめ】寛解期に素敵なウンコ習慣ができれば食生活が楽しくなる
自分の体に合う「食品」「適量」「食べ合わせ」を理解すると、食生活の幅がグーンと広がり、毎日が楽しくなります。
「これ食べても大丈夫かな?」という不安が減り、ウンコの品質も安定するからです。
もちろん最初の食事制限が済んでからにしてくださいね。
私の体験談は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ご質問があれば、ぜひコメント欄に!
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