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『週イチ連載シリーズ2』 第19話 ほぼ未経験からコピーライターになるために〈バイト、養成講座、就活まで〉

『週イチ連載シリーズ2』 第19話 ほぼ未経験からコピーライターになるために〈バイト、養成講座、就活まで〉

こんにちは!ひとびとのひび編集長っス。
メインサイト「ひとびとのひび」の編集長個人ブログです。

いつも、自分の体験をもとに、幅広いジャンルで「!」とか「?」とか「なんじゃそら・・」などをお届けしています。

今回は恒例の週イチ連載シリーズです。

前回までのあらすじ
「コピーライター養成講座」を経て
どうにか
再就職したデザイン事務所
たった1年で辞めることになった理由

やはりいろいろあったわけで・・・


社長に対して若干チョーシこいてるデザイナーの女3人衆の先輩。
デジタル革命についていけず、そいつらに卑屈な態度で下を向く社長への不信感。

その辺りは前回、

で、ふれました。
なので、そのつづきから。

前の職場の人間が、まさか今の会社に面接に来るとは


女性たちの話が強烈だったためか、男性陣の印象が薄いかもしれない。

以前に登場した、すぐ上のデザイナーの先輩以外にも、男性社員は複数いた。
1人はコピーライター、もう1人はデザイナー

あと営業のおっさんもいたが、彼についてはデータが全くない。
というより、記憶にない。

でもなぜか顔はぼんやり思い出せるから不思議だ。
会話は割としていたと思うが、
営業なので事務所にいる時間はとても少なかったことだけは覚えている。

ってことで、コピーライターから。

この人は確かイッコ上くらいだったと思うが、私が入社した後に入ってきた人物だ。
黒縁めがねにきれいなセンター分け、
ガタイがでかく横幅もそれなりにあったから割と老けて見えた気がする。

あるとき、

「今日はコピーライター志望の子が面接に来るから」

と社長が慌ただしくぼやいていると、予定通り面接に男性がやってきた。

それが彼だったのだが、
実は彼とは、ファーストシリーズの舞台となったインチキ会社で一緒だったのだ!
(ヤバい会社なのでぜひリンク先へもトリップしていただけたら光栄です)

ぎっくり腰目前の衝撃・・・。

不愉快だったのは女性社員だけじゃない。ヤローもだ


一緒だったといっても、
彼はやはり私よりも後にその会社に現れ、仲良くなる間もなく風のように姿を消した。

そう、入社3日目でバックレかましたヤローだったのだ。

当時の同僚たちからも、当然のように悪く言われていた。
『なんだあのヤロー』ってなもんだ。
私も、そのひとり。

しかも一切あいさつなしで消えたのだからタチが悪い。
昼食をおごってやった恩も忘れて。
最悪だ。

そんな印象しかなかった男が、次の職場に面接に現れたのだ。
そのときの私の驚きようを想像していただきたい

そして社長にどう進言したのかを。
もちろん『あのヤローはやめといた方がいいでさぁ』的な内容だったことは言うまでもない。

でも社長はあっさり採用しやがった。
私という有望な新人がいるにも関わらず。

オマエじゃ心許ないみたいなことも言われた気がする
そのときの憂鬱も、
私が1年ジャストで退職を決めた心理に少なからず影響していたと思う。
『こんなヤツといっしょに働けるかよ』と。

案の定、気持ちの良い関係ではなかった。
会話もテキトーだった。
どっちがということもない。どちらもだ。

要するに、もう1人の男性社員であったこの男、ツマラナカッタという記憶しかない。
なぜコピーライターになったのかもよく分からない男だった。

一度だけ『彼女いるの?』と聞いたら、
とてもか細い声で『遠距離で・・・』と返されたことがあった。

怖いぐらい、それ以上の言葉もキョーミもつづかなかった。

唯一の理解者だったベテランデザイナーとの思い出


もう1人の男性は、ベテランデザイナーだった。

私が唯一まともに会話をしたのはこの人だけだったと思う。

当時、すでに30代後半くらいだったか・・・
私より一回り以上は年長だったはずだ。

その彼が、なぜか私のことを「先生」と呼称を付していた。
そういうノリの方だったから話しやすかった。

愚痴も言いやすかった。笑ってくれたから。
見た目も、色白で物腰がやわらかく、人が良さそうな人だったが、
腹の中はなかなか黒かった


それがまた良かった。

ただ、その人は他のデザイナーとは一線を画し、
自分のクライアントの案件をもくもくとこなしている人だったので、
仕事で社内の人間とからむことが少なく、私もほとんど手伝ったことがなかった

だから、同じ社内でありながら業務上のサイクルが違っていたというべきか、
会話のタイミングも意外と限られていた。

必然、日常的に接するのは、すでに悪口を書きまくっている先輩たちの方だったのだ。

彼と『飲みにでもいきますか!』と赤坂の街へ繰り出せる機会は少なく、とても貴重だった

そして彼にだけは、自分の求める仕事や目指すコピーライター像、
将来の展望なんかを正直に話していた


話をちゃんと聞いてくれるのも嬉しかったし、彼のホンネを聞き出すのも楽しかった。
彼より先に私はその会社を卒業したが、
『辞める』と知らせたときに引き留めるように嘆いてくれたことを覚えている。

あれは嬉しかった

以来、一度も会っていない
新型コロナで日常を脅かされている2020年のこのご時世のこの国で、
今、どこで何をしているんだろう。

なぜか突然、記憶が色を帯び、『二度と会えないとしたら?』という
イヤな問いがまぶたの裏あたりをサッとかすめた。

つづきはこちら!次回、第20話で!

ワンポイントアドバイス的なコラムはこちら

私の簡単なプロフィールと今後のシリーズ展開についてはこちら

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