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名作マンガ紹介〈独断と偏見によるオススメの面白マンガ・キャプテン〉

名作マンガ紹介〈独断と偏見によるオススメの面白マンガ・キャプテン〉

こんにちは!ひとびとのひび編集長っス。
メインサイト「ひとびとのひび」の編集長個人ブログです。

テーマによって内容がコロコロ変わります。


今回ご紹介する作品:「キャプテン/原作:ちばあきお」

昭和を代表する伝説の野球マンガ
東京下町の中学校、墨谷二中の野球部を舞台にした青春物語。

ん〜〜なつかしい。


イチロー選手がプロ入団時に寮に持ち込んだ?!もはや世代を超えた野球マンガのバイブル。


はっきり言って、この「キャプテン」

第一印象は全体的にドロ臭く貧乏なイメージで、
しかも主人公がクソ真面目で、面白みのないヤロー

そんなもん紹介すんじゃねーって感じですが、
でも、事実です。

しかも、昭和世代の我々から見ても、絵的にびみょー

ところが、ハマる
はじめて読んだのは中学生のころ。

誰からすすめられたワケでもなく、本屋さんでふと見つけ、
お小遣いの中から1冊購入したのがファンになるきっかけだった。
偶然っす。

なのでなぜ買おうと思ったのかは、もはや定かではないが、
一冊読んで、やられてしまったワケです。

それまでの私にとって、野球マンガといえば「ドカベン」でした。
(「巨人の星」はアニメで見ていましたが、世代ではなかった)

ドカベンといえば、マンガじゃなきゃありえないような
不思議なプレーやおもしろ投法が特徴


実際に、友人たちと何度もチャレンジして
一つもできた試しがなかったことを思い出します。

キャラの個性もやたら強く
明訓高校だけでなくライバルたちも不知火、犬飼兄弟、土門、坂田三吉、
義経&武蔵坊
・・・とにかく派手。

どいつもこいつも高校生離れしまくっている

それに比べると、この「キャプテン」は・・・超地味
みんなほとんど年相応
たまに例外あり、くらい。

そのくせセリフ回しは古くさい
・・・それのどこが?

主人公・谷口のキャラクターの平凡さ、地味さ、愚直さがいつの間にか魅力&醍醐味に。


前述した、一見欠点だらけのように見える「キャプテン」の特徴が、
実はすべて魅力でもある。

そこがこの作品の不思議なところ。

昭和の東京の下町風情や人間性
街並みやキャラ設定に存分に盛り込まれているし、
地味でスペシャル感の少ないところは、
愚直な努力と等身大のストーリーに昇華されている。

何より、中学生にして
哀愁や悲哀さえ醸し出す主人公・谷口の寡黙さ、ひたむきさ


主人公とはいえ、もともと彼は名選手でもなんでもなかった

有名中学の2軍に在籍していた程度だ。
本編は墨谷二中に転校してきてからの物語だが、
その当時も特別な選手ではなかった。

つまり、陰に日向にひたすら努力を重ねて、
着々と成長しその成果を発揮していくワケだが、
そこにこの「キャプテン」の味わいと醍醐味が凝縮されている。

ギャグのひとつもかまさない超シャイボーイの谷口だが、
実は鬼のように熱い魂を奥底に秘めていることが読み進めていくと分かるんです。

その彼のスピリットは、
やがてチームメイトや後輩たちにジワジワと浸透
していき、
チームとしての成長物語を展開していくこととなる。

引き込まれる一番のポイントですね。

初代から4代に受け継がれるキャプテンの意外な?!作品構成。


もうひとつ、
マンガとしては非常に珍しい特徴が「キャプテン」にはあります
こういうストーリーってあまり見た記憶がないかもですね。

この作品は、主人公の谷口が卒業し、チームを去った後もつづきます

こう書くとフツーっぽく感じますが、基本、そこに谷口は登場しません

先輩たちがいなくなり、
メインのキャラたちの世代にバトンが受け継がれるまでを描く作品は
たくさんあると思いますが、
メインが去ったあと、サブキャラたちがストーリーを担っていくパターン
珍しいのではないでしょうか。

2代目キャプテンは丸井、3代目はイガラシ、4代目が近藤

もちろん、その間ただの一度も谷口が出てこないワケではないですが、
でもほぼそれに等しい。

これもスターすぎないキャラたちの集団だからこそなし得るのかもしれません。

スターこそいないものの、それぞれのキャラに等しく見所がちゃんとあります
とても人間的で、プレーヤーとしての特徴もきちんと設計されている

不思議と、ナットクです。
恐らく歴代キャプテンの中で最も優秀なプレーヤーやイガラシでしょう。
余談ですが。


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中学時代の物語が「プレイボール」で高校野球を舞台に継承。


そしてまた、谷口のその後・・・
つまり高校野球の物語は続編として「プレーボール」へと引き継がれ、
後輩たちも後に彼を慕って入学してくる
という、
設定を変えず作品をまたいで展開されるところも本作の特徴だろう。

個人的に何より興味深いのは、どういうワケか、
関東を舞台にしながら、関西弁のキャラがひとり混じっているのが
「ドカベン」にも通じる
という点だ。

ドカベンの岩鬼は連載当初から存在しているので、
影響されたとするとタイミング的には本作の方になるかと思うが・・・
まぁ違うだろう。

アニメや劇場版など、後世に長く愛されつづける「キャプテン」。

時代を超えて、見る人を魅了する作品は見ておくべきと考えるタチだが、
それは、時代を超えて魅了するものは、きっといつの世になっても
我々にとって大切な何かを示してくれるはずと期待するから
だろう。

昭和、平成、そして令和。

超便利にどこからでも名作マンガを購入できてしまう現代。
衝動的なワンクリックで時代を超えてっちゃいそうな予感に・・震えます。

ムチャな大人買いにはくれぐれもご用心。

※ドカベンもキャプテンも連載は1972年からとのこと。
半世紀にわたってファンを生み出す作品・・・強い。


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