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『街で発見!』身近な意外?!測量と位置と高さと基準点[都内・公共基準点編①]

『街で発見!』身近な意外?!測量と位置と高さと基準点[都内・公共基準点編①]


街中を歩いていて、ふと道路のすみっこに[公共基準点]なるものを見つけてしまったこと、ありませんか?
今回は、その[公共基準点]のナゾについてです。

かなりマニアック過ぎるので・・・興味のある方はゾクゾクしっぱなしかと思いますが、最後までお付き合いいただけると嬉しい限りです。


▷この記事を書いている人◁

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こんにちは!インタビューメディア「ひとびとのひび」編集長です。

15年ほど取材・インタビューしまくりの販促制作会社1人経営者&元コピーライターでもあります。

「-9kgのダイエット」「長年の縄跳び、筋トレ継続」をはじめ、「映画・ドラマ・書籍レビュー」「難病体験」「豊富な取材キャリア」などの実体験を、ブログ形式&ライター目線で発信しています。

◆プロフィールの詳細は、ずっと下の方で紹介していますので、ぜひご一読いただけると有り難いです。



アスファルトの道路に潜む測量に不可欠な「公共基準点」


[公共基準点]って、見たことありますか?

たぶん見ていたとしても覚えている人は稀でしょう。

そもそも「基準点」ってなに?

地球上の位置や海面からの高さが正確に測定された点で、地図の作成や測量などの際の基準となるもの。
その中でも[公共基準点]は、都道府県など公共機関が設置・管理するもの。
◎他には国土地理院が管理する「電子基準点」や「三角点」、「水準点」などの [国家基準点]があるのです。

三角測量に使用される三角点


要するに、正確に水平位置や高さを測量したいときにこれらの点を基準として使うということですね。

なので、使用したい場合はそれぞれの管理者に申請する必要があるんだそうです。


※参照サイト
東京都建設局HP
名張市HP
国土地理院HP

電子基準点、三角点、水準点。いったい何が違うのか?


またまた国土地理院のサイトを参考に進めましょう。
まずは「電子基準点」から

国土地理院HP「電子基準点とは」より

電子基準点
これは、GNSS※連続観測点と呼ばれ、全国に約20km間隔で約1,300ヶ所に設置。

衛星からの電波を連続的に受信する新しい基準点観測データは国土地理院に集められ、解析処理を行い、電子基準点の位置の変動を毎日監視

※GNSS/Global Navigation Satellite System(全世界的衛星測位システム)

三角点
三角測量の際に経度、緯度、標高などの正確な基準となる点

主に山の頂上見晴らしの良いところに設置されています。
目的ごとに1等から4等まで等級が分かれていて、標石の一辺の長さや設置間隔などに違いがあります。

現在の三角点の測量では、ほとんどがGNSSを使用した高精度な相対測位方式によるものだそうです。


◆三角測量とは・・・
超簡単に言うと、三角形の1辺の距離と2角の内角を求めることで残りの2辺の距離を知る方法
その三角形の外にさらに1点を増やして内角をはかり、三角形の網を作っていくことにより、三角点の位置を決めていくというもの。

国土地理院HP「三角点の測量」より


水準点
土地の高さを正確に測量するための点が水準点。

「ミリ単位で高さを求められる?!」と国土地理院のサイトに記載があります。
国道や地方道などに沿って約2kmごとに設置されています。

地殻変動、地盤沈下などの対策に必要な土地の上下変動は、水準点の測量を繰り返すことで求められる、とも。



こんなイラスト素材もあったりするのでそこまでレアでもないかも?

基準点は、設置場所や管理者で等級が分かれている?!


冒頭の写真をよーーく見ると「3級」と書かれています。

実は、この公共基準点は、1級から3級まで等級が分かれているのだとか?!

◆東京都建設局によると・・・

1級:「東京都公共基準点」。建設局土木技術支援・人材育成センターが都内全域に設置、管理
2級3級:「東京都道公共基準点」。主に2級は学校やアパート等のビルの屋上に、3級は都道の歩道上にあり、建設局道路管理部や各建設事務所等が設置、管理。

道路で撮った基準点に、3級と書かれていた理由が分かりました

そして、基準点の種類によってだけでなく、等級によっても管理者が違うんですね。

「基準点測量」「水準測量」「地形測量」など測量と言ってもいろいろあり、そうした測量の種類や作業によって使われる基準点や等級も変わってくるのだそうです。

測量についての詳細は、また後日、調べてご報告しちゃいます!

まぁ、測量業者さんや測量士の有資格者であれば常識的なことなのかもしれませんが、一般的にはあまり知られていないことですよね。

測量に従事する機会もないですし。

そういう意味では、以前に紹介した街の消火設備〈『街で発見!』街を散歩して気になった送水口・採水口。そして消火栓などから見えてきた消防水利とは?[東京都内編]〉の方が、見かける機会も含めてもう少し身近な存在かもしれません。

いずれにしても、街の中のちょっとした事実を知るだけでもなんか賢くなった気がしませんか?

まさか、散歩がてら気ままにパシャっと撮った一枚に、今回のような大層な意味がひそんでいたとは?!

結構驚きました。
その存在にも、その存在を知らなかったことにも。

国家基準点のまとめ&映画剱岳の鑑賞も視野に


だからなんだって感じもありますが、へーー!と思ってもらえたら幸いです。

明治時代の測量は巻き尺くらいだったと言いますから、この国を測量するって、改めてスケールがハンパないッスね。

今さらとは言わず、ガチで伊能忠敬先生について学習してみたくなります。
なんか本でも探してみようかな。

ちなみに、これを書いている流れで「映画:剱岳 点の記」という作品があることを知りました。
原作は新田次郎氏によるもののようです。

アマゾンプライムビデオにあったのでみてみようと思います。

アマゾンプライムビデオで見られます

あくまで創作なので、史実と混同しない配慮が必要そうですが。

ちなみに、国土地理院のサイトによると、

「基準点は、明治から大正時代にかけて設置されたものが多く、過去約100年間の地図作成開発事業に貢献してきただけでなく、文化遺産とも言える貴重なものです」

とあり、『基準点の破損などを見つけた場合は国土地理院まで連絡を!』と注意喚起されています。

なので、見つけた方はぜひ国土交通省国土地理院まで!


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