橋の欄干で発見する玉ねぎのような飾り。あれも擬宝珠なのか?!
都内をあるいていても、川を渡る橋の欄干にこのような物体を見かけることがある。
玉ねぎとも、お団子とも、見ようによってはウ◎コともとれるシロモノだが、本当のところ、コイツは何者で、なんと呼べば良いのだろうか?
神社仏閣などであれば、橋の欄干の柱頭に見られる玉ねぎ型の飾りは擬宝珠(ぎぼし)と呼ばれる。
ということを以前学習した。
特に、青銅製の擬宝珠はご公儀の橋という意味が有り、町人出資による橋なのか一目で分かるよう区別されていたという。
普段の街中で見かけるヤツらも・・その類いなのだろうか?
擬宝珠を真似て、まさにデザイン上の飾りとして設けられたものってことか?
恐らく業者さんが擬宝珠を真似た装飾のデザインとしてパッケージしているのだろうと察する。
ちなみにこちらの擬宝珠は京都三条大橋のものだがここには、一部に由来が刻まれている擬宝珠があるとウィキペディアに記載がある。
かの太閤秀吉の命によって改修したことが記されているのだとか。
知ってから行ってみたかった・・・。
見ていて思い出した、神社の太鼓橋が渡れないようにしてある理由
玉ねぎの「?」を考えていたら以前、下田の街を散策したときに教わって掲載した太鼓橋の話を思い出した。
↓
単なる橋つながり、ってだけだが、
全く知らなかった衝撃とともによく覚えている。
神社仏閣などで目にする太鼓橋
このように通行できなくなっている光景を見かけることってないだろうか。
私はてっきり車で乗り入れてはいけないとか、単純にこの橋を利用するなといった意味なのだと思っていた。
でも実際はちがうのだ。
真ん中は神様が通る道だから避けて通らなければならないという意味があるというのだ。
伊勢神宮なんかに行ったときも教わった気がしたが・・・全く頭になかった。
もちろん、立地条件によっては本当に車が入ってこないようにしている例もあるだろうし、人間が歩くための橋を用意している神社だってある。
さすがに太鼓橋は街並みの日常に見られることはないが、ちょっと時間を見つけて神社仏閣に足を運べばいくらでもお目にかかれるだろう。
都内の神社ではどの辺が面白いだろうか
写真は鎌倉の鶴岡八幡宮だが、こちらは以前は歩いて通れたと記憶しているが現在は封鎖されている。
いくつもの構造をもつ橋梁を科学的に知るのも、良い趣味になるかも。
▷トコトンやさしい橋の本 (今日からモノ知りシリーズ)
▷図解・橋の科学―なぜその形なのか?どう架けるのか? (ブルーバックス)
どうやら老朽化による安全への配慮が理由と思われるが、
特に残念だと思う気持ちはない。
中年のおじさんにはかなりの重労働なので、
仮に通れたとしても今なら渡らないだろうと断言できるから。
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