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『名作映画・ドラマ紹介⑦』〈独断と偏見によるオススメ面白DVD・ブラックレイン〉

『名作映画・ドラマ紹介⑦』〈独断と偏見によるオススメ面白DVD・ブラックレイン〉

今回紹介する映画

映画 ブラックレイン/1989年

◇ストーリー◇
アメリカ。ニューヨーク市警のニック(マイケルダグラス)
チャーリー
(アンディガルシア)は、偶然、
目の前でヤクザの佐藤
(松田優作)が抗争相手を殺害する現場に出くわす。
逃げる佐藤を追い、格闘の末取り押さえ、そのまま日本に護送する役目を負うになる。

ところが、空港での引き渡しの際、
警察に紛争したヤクザたちに身柄を奪われ、逃走される。
失態にプライドを汚されたニックとチャーリーは
自らの手で逮捕したいと懇願するも府警側がかたくなに拒否し、
松本警部補
(高倉健)を監視役につけて捜査にも関わることを禁じられる。

・・・がそこで諦めて帰国するワケもなく、
単独で動き出し、松本警部補は板挟みの憂き目に。

そんな危険なバランス関係が生まれる中、ある日、
佐藤の方から姿を現し、物語のバイオレンス色が一気に深まっていく・・・。

ブラックレインといえば、誰もが思い浮かぶ松田優作の名。

1989年、リドリースコット監督による作品。
言わずと知れた、名優・松田優作の遺作

もう、いつの間にか30年の時が流れていることに改めて驚かされる。
そして、松田優作が亡くなって同じだけの時間が経っていることにも。

たびたびCMなどで過去の映像が使われたり、
メディアに露出することが今でもあるからなのか、未だ彼の存在は色あせる印象がない

この映画で、松田優作は佐藤という野望にギラつく若きヤクザを演じているが
この役をオーディションによって勝ち取ったということは広く知られている。

そして、出演が決まったころには、すでに彼の肉体が病魔に冒されていたことも。

本人がそれを知った上で、
壮絶なペインコントロールをしながら撮影にのぞんだという話はあまりにも有名だ。

豪華な俳優陣といいつつ、松田優作作品の鑑賞経験の少なさを実感。

本作で驚くのは、松田優作にまつわるインパクトだけじゃない。
共演している顔ぶれも豪華なことだ。

マイケルダグラス、アンディガルシア、ケイトキャプショー、高倉健、若山富三郎・・・。

マイケル&アンディはニューヨーク市警の刑事、ケイトは娼婦?かな。
高倉健は大阪府警の警部補、若山富三郎は松田優作と争うヤクザの親分である。

松田優作も含め、これらキャストは作中、
英語でコミュニケーションをしているところも面白い。

正直、世代的には、松田優作も高倉健もガチでリアルタイムな俳優ではない。
一世代上の先輩たちが熱狂していた俳優というイメージだ。

ビデオを借りて探偵物語野獣死すべし家族ゲームなどは見たことはあるから
松田優作がどういう俳優かはある程度知っていたけど、
改めてこの作品で丁寧に見たような気がした。


映画:ブラック・レイン (字幕版)


高倉健という俳優の素晴らしさを初めて知った作品かも。

高倉健も、そう。
まともに見たことがあるのは、幸せの黄色いハンカチ
山口組三代目あたりの任侠モノ、そして南極物語。くらい。

よく考えたら鉄道員刑事物語網走番外地シリーズもみたことがない・・・
近いうちにみてみようかな。八甲田山もないや。

やはり、このブラックレインではじめてきちんとみたような気がした。
昔から知っている俳優のはずなのに。

悪事を徹底的に憎む実直な警察官であり、
無骨ながら人当たりは柔らかく、人情味熱いハートを秘めたキャラクター。

本音と建て前警察官と人間、といった狭間で葛藤する複雑な立場・・・
を見事に演じていて驚かされた。

高倉健って、こういう俳優だったんだ、と。

あんな人もこんな人も?!意外な人物もいろいろ出演している面白さ。

ストーリーについてはこれ以上はふれませんが
他にも意外な俳優たちがキャスティングされていて
今思うと誰が決めたんだか、スゲーなと純粋に楽しめます。

まぁ、ほとんどのシーンが大阪で展開されていて
その描き方は外国人目線の日本なので賛否あるかもしれません。

ストーリーもとてもシンプルです。
改めて見ると本当にそう思います。

自由の国アメリカ
組織のルールに従順な融通の利かない日本との対比もあったり。

それがメインとなる二人のキャラクターにも反映されていたり。

見るポイントはいろいろあると思うので
総合的に楽しめるエンターテイメントだと思います。

好みの問題はともかく、日本人なら一度はみておきたいですね。

松田優作も高倉健もろくに知らない私が言うのもなんですが。

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