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『名作マンガ紹介④』〈独断と偏見によるオススメの面白マンガ・ホカベン〉

『名作マンガ紹介④』〈独断と偏見によるオススメの面白マンガ・ホカベン〉

今回ご紹介する作品:
「ホカベン 1〜6巻/原作:中島博行 作画:カワラニサイ」

法曹界の裏側をリアルに描く話題作。
上戸彩さん主演でドラマ化もされましたね。


新人のホカホカの弁護士・堂本くんを主人公にした法曹界の作品

新人弁護士が理想と正義に燃えてキャリアをスタート。

弁護士になりたてのホカホカの弁護士、
略してホカベン
の青年を主人公にした本作。

犯罪被害者や弱者の立場に寄り添いたいという理想を胸に、
大手弁護士事務所に晴れて就職するも
初めて担当する事件から早くも理想と現実のギャップを突きつけられる。

思い描く弁護士としての理想や矜持
まるで通用しないような現実の繰り返し。

暴力、性犯罪、虐待、スキャンダル・・・
今どきの社会問題の断片が事件となって1つ1つ現れる。

そのたびに新人弁護士は法律の矛盾、
依頼人の人間性、精神鑑定という抜け道

社会が抱える深黒な問題や闇を突きつけられ、乗り越えていく。

どのストーリーもとてもリアルで緊迫感があり、
マンガながら時に重たくのしかかってくることもある作品です。

マンガとドラマで一貫性がありつつ表現や世界観はそれぞれ。

テレビドラマでは、原作の主人公である堂本孝くんの役を
女性の上戸彩さんが演じる
という話題性がありました。

実はあのときはまだ読んだことがなく、
原作がマンガであると知って購入したのを覚えています。

どちらも見てみましたが、やはりマンガの方が
人間社会のリアルな闇の部分を強いインパクトで描くことができ、
奥深さや重厚感がある
ように思えます。

ただドラマの方も今どきの息苦しい制約の中で
テレビでの映像作品ならではのタッチをいかしつつ、
人々の悲哀や狂気の部分まで振り幅をもって表現
されていたと感じました。

ただ上戸彩さんがかわいすぎて
なかなかストーリーに集中できない
弊害はありましたが。

法律の常識・矛盾にもがく主人公の視点に自己投影できる作品。

全編を通して描かれているのは、
やはり現代の法律がはらむ矛盾。裏と表

それは、法律を操る人間(法律家)しだいで
攻撃にも防御にも使える武器となる。

なにより、依頼人の利益になるために使うことが大前提であり、
想も、正義も、弱者救済も、裁判に勝つことではじめて存在する

そんな現実に真っ向から立ち向かっていく
新人弁護士「ホカベン」の物語


主人公の信念と人生観を通して見える世界は、
私たち一般人の目線と重なる
ため、
法律の常識から、その感傷的な価値観を一刀両断にする
ベテラン弁護士の一挙手一投足に緊迫感が感じられます。

ちなみに、主人公の上司となる
杉崎弁護士をドラマで演じたのは北村一輝
さん。

原作の雰囲気を映像の世界にも見事にリンクさせていますので
ドラマもマンガもそれぞれに楽しめるのではないでしょうか。

法律が物語のカギを握る作品は
弁護士以外にもいろいろあると思いますが・・・
警察、検察、泥棒、金融、病院などなどをテーマとした物語・・・
本作はほぼ笑いの部分がないのも特徴かもしれません。

割とガチな社会派モノだと思います。

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