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こんにちは!
コピーライター&デザイン事務所経営者、本ドメインのメインサイト「ひとびとのひび」の編集長です。
このブログは、ライター業を通じて、多種多様な業界の方々の仕事や働き方、生活スタイルをインタビューしまくってきた私が、さらに自分の手と足で、見たり、調べたりした実体験をもとに発信しています。
「レジ袋は・・・有料ですけどご用意しますか?」
いちいち聞かれるのはウザいけど、聞く方もウザいだろう。
そう、7月1日からのレジ袋有料化。
海洋生物・環境の保護やレジ袋の過剰使用・ゴミの排出量の抑制、
なにより、当初のオリンピック開催に向けて
世界的なトレンドであるプラスチックゴミ削減へのアピールなどなどの理由はあったにせよ、
今後のポリ袋やゴミ捨て、どうなっていく??
ザックリとしたことはご存知でしょうが、
検証してみましたので、いっしょに賛成or反対を考えてみるのはいかがでしょう?
意外と考え方変わっちゃったりするかも?!
- 環境性能の良いレジ袋は無料でOK。フツーのは有料・・・どゆこと?
- そんな中、環境性能の高いレジ袋をタダで配る無料派が出現?!
- お店がレジ袋をいくらで売るかは自由、売上の使い道も公表不要。良いことだらけ?
- とはいえ、レジ袋を生産している企業の多くは逼迫した状況に。
- ってことは、これからの買い物はエコバッグが必須になる??
- じゃあゴミ捨てはどうする?ゴミ袋を別に購入?とりあえず100均のゴミ袋買ってみた!
- キレイな海と海洋生物を守るため?じゃあなんでペットボトルはいいの?
- 2050年には、魚の量よりプラスチックゴミの方が多くなる?!
- レジ袋もプラスチックゴミも海外は日本より積極的に規制
- まとめ&増税でコロナで有料化で・・・エコバッグで済むならラクなもん
環境性能の良いレジ袋は無料でOK。フツーのは有料・・・どゆこと?
「容器包装リサイクル法」の関係省令が昨年改正され、レジ袋有料化義務化がスタート。
とはいえ、プラスチックゴミを減らすなら、
有料だろうと無料だろうと、捨ててもサッサと自然に分解されるレジ袋にしなきゃ意味がない。
だから、バイオマス素材配合の袋や生分解性プラスチックとか、環境性能を備えたエコなレジ袋は有料にする義務はない。
環境に良いから有料化せず無料配布していいよ、ってこと。
だけど、残念ながら、そんなものを無料配布しているお店は少数派だ。
当然だろう。
逆に今回の制度では、
生分解性などに配慮していないレジ袋でも有料化して配っていくことになる。
有料だろうと、レジ袋を買った人が今まで通り家庭のゴミ袋として使えば、結局ゴミとして出されてしまう。
ポイ捨てする人だっているだろう。
これでは単純に、『有料化』にしてレジ袋をもらう人を若干減らす、程度のことだ。
▷レジ袋有料化の制度についてもっと詳しく知りたい!という方は経産省へGO!
そんな中、環境性能の高いレジ袋をタダで配る無料派が出現?!
2020年6月現在までに発表されている一部のリリースなどによると、今まで通りレジ袋の無料配布を継続しちゃう企業もあるんだと!
◎吉野家
◎KFC(ケンタッキーフライドチキン)
◎しまむら
◎セイコーマート などなど
こうした企業は、バイオマス素材配合のレジ袋なんかに切り替えた上で無料配布を行うそうです。
無料でエコなレジ袋がもらえるのが消費者としては一番良いけど、やっぱり多くは有料化に舵を切ってますね。
▷レジ袋有料化の制度についてもっと詳しく知りたい!という方は経産省へGO!
お店がレジ袋をいくらで売るかは自由、売上の使い道も公表不要。良いことだらけ?
そもそも、事業者側としては国が大号令をかけてくれたことはラッキーとも言える。
企業が独自に有料になんかしたら、当然、競合他社が有利になってお客さんを奪われるワケだから。
しかも、レジ袋の価格設定も自由(1円未満はNG)で、その売上の使途は公表する義務もないのが実情。
そりゃ有料化するだろう。
現状で無料を配布を継続する企業は凄すぎる!
★個人的には、近所の「いなげや」のように、レジ手前に大・中・小のレジ袋が吊され、並んでいる最中に欲しい人が任意にゲットできる仕組みを広げてほしい。
サイズのサンプルも見れない状況で「大きさは?」と聞かれるとついムカッときてしまいますね。
とはいえ、レジ袋を生産している企業の多くは逼迫した状況に。
そもそも、コンビニやスーパーだって、レジ袋のコストがかかっているワケだから
その分のお金を売価に上乗せしたところでおかしな話じゃない。
そこから、レジ袋を製造している業者に支払いがなされるのが自然なのだから。
むしろ今まで無料でもらえていたことの方が不思議だったりもする。
それに、プラスチックゴミ削減は世界的なトレンドになっているけど、それとレジ袋の直接的な環境負荷にどれだけ関係があるのか??
この流れで、レジ袋製造企業や石油化学製品を製造している企業にはいろいろな影響が出ている。
実際に現場の声を聞くととても興味深いですよ。
業界の厳しい実情を取材した記事を見つけたので興味のある方はご覧ください!
↓
▷https://gyoppy.yahoo.co.jp/featured/102.html
読んでみると、結局、なんでプラスチックゴミ削減のためにレジ袋なの?
と改めて疑問がわいてきます。
また、こちらの企業サイトを見ると、
ポリ袋がいかにエコ商材かについても知るコトができます。
↓
▷http://www.shimizu-chem.co.jp/message.html
(清水化学工業株式会社サイトより)
★個人的に、「ポリ袋の輸送に必要なトラックの量は紙袋の1/7」という一文に興味がありました。
ダイオキシンなどの有害物質を出さず、水と二酸化炭素と熱しか排出しないとされるポリエチレンの袋がなぜここまで問題視されるのか。
記事を読むとますます分からなくなる。
それに、「マテリアル」「ケミカル」「サーマル」という3つのリサイクルを定義している日本独自のおかしなリサイクルも見逃せないだろう。
(リサイクルについては後日また調べて紹介したい)
ってことは、これからの買い物はエコバッグが必須になる??
すでにコンビニにもバッグ持参できている人も見かけます。
でも問題は、スーパー以外に、荷物を入れたりする場所(サッカー台)がない店が多いこと。
エコバッグ持参でも、コレがないとかなり不便!
それになにより気になるのは、料金的にどっちがお得か?ってこと。
ここで、有料化が決定している一部各社の販売価格を比較してみよう!
◆有料化を発表しているコンビニ、スーパー(一部紹介)
▷それぞれの情報ソースはこちら
・セブンイレブン
・ファミリーマート
・ローソン
・西友
・イトーヨーカドー
・イオン
・サミット
3円、5円という価格が多く見られるものの各社でいろいろ。
じゃあ、レジ袋買っちゃうのとエコバッグ買うのとどっちがお得か、簡単に比較してみよう!
✔️ 仮に500円のエコバッグを買ったとして、ファミリーマート価格(3円/1枚)のレジ袋と比較してみると・・・
「500 ÷ 3円=166.66666・・・・・」
およそ166.6回分!
ファミリーマートだと160回以上買い物したらやっと元がとれることになる・・・
マジか?!
1,000円のエコバッグなら、その倍の330回以上になる。
コレってどっちが得なんだろう?
ただ、エコバッグにすると、レジ袋は手に入らなくなるので、ゴミ出し用に使っていた人は困る。
逆に、エコバッグにすればいちいち『マイバッグありますけどなにか?』くらいな顔で堂々とエコバッグを見せつけていればいい。
特に「どのサイズにしますか?」とサンプルを見せない状態で聞かれるうっとうしさもなくて良い。
◆この機会に、かわいいエコバッグを探してみたい方には専門店もあります。
↓今すぐチェック!
価格:1,100円 |
※Withコロナ時代にとってのマイバッグの感染リスクって話もあるけど、そんなこと言ったら財布の方がよっぽどだし、レジ店員が客1人ごとに消毒でもしてない限り違いはないだろというのが個人的な意見です
じゃあゴミ捨てはどうする?ゴミ袋を別に購入?とりあえず100均のゴミ袋買ってみた!
ゴミを捨てるためにゴミ袋を買ってきて、それごと捨てることのアホらしさ・・・
すでに45リットルとかのサイズのポリ袋を買って、それごとゴミとして捨てていますよね?
レジ袋のハンパない使い勝手の良さを考えると、購入してでもゴミ袋として利用すべき?
って悩む人は多いはず。
写真にあるとおり、100均の売り場にはザッと
◎25号(50枚)
◎30号(40枚)
◎35号(30枚)
◎40号(25枚)
◎45号(20枚)
ってな感じで並んでいる。
サイズが大きくなるほど、枚数は減っていくという単純な構造だ。
◆参考までに実際のサイズ感はこんな感じ。
※あくまで個人によるサイズの目安ですので重量は無視してくださいね。45号に2Lペットボトル4本入れて歩いたら重すぎて破れるでしょうし危険です。
さて、ここからはコスパのはなし。
100均では当然、全サイズ各100円なので、単価としては
<25号(50枚)=@2円 30号(40枚)=@2.5円 35号(30枚)=@3.3円 40号(25枚)=@4円 45号(20枚)=@5円>
ということになる。
上記のセブンイレブンを基準にすると、
金額的には
「(小・中・大・弁当用)3円:35号/3.3円」
「(特大)5円:45号/5円」
とほぼ同じに相当する。
仮に1日1枚、
35号の袋をゴミ用に袋を使ったとして、30枚だと=<30日分×3円=90円>。
毎日コンビニで購入したとしても90円なら、100均と10円しか違わない。
ん〜〜悩ましい。。。
ただし、100均で用意するとしたら、当然お買い物時はエコバッグか手で持ちかえることに。
スーパーならまだしも、コンビニにエコバッグを持っていくのは・・・どうでしょう?
それに、そもそも今回紹介したレジ袋は
バイオマス素材配合や生分解性プラスチックといった環境性能を備えたものじゃない。
キレイな海と海洋生物を守るため?じゃあなんでペットボトルはいいの?
海を汚し、海洋生物に被害を与えるというプラスチックゴミ。
ただ、環境省発表によるこの内訳を見てみると、ポリ袋なんてほんのわずかじゃねーか?!と気づかされる。
◆漂着ごみ(プラスチック類のみ)の種類別割合
容積ベースだとポリ袋は、
海から流れ着いたプラスチックゴミ全体のたった0.3%。
それに対し飲料用ボトルは12.7% 。
ポリ袋より飲料用ペットボトルの方がよっぽど問題だろ!と。
2018年の海洋プラスチック憲章にアメリカとともに同意せず、さらに昨年のG20を経て、
とりあえず国際社会へアピールしとくか・・・
という意味での取り組みだったとしたら、首を絞められる業界や企業はたまったものではない。
2050年には、魚の量よりプラスチックゴミの方が多くなる?!
◆海洋プラスチック問題の現状(海洋に流出するプラスチック)
2018年には、
『鎌倉の海に打ち上げられた鯨の胃内からプラスチックゴミが出てきた』といった報道もありました。
自然界で分解しきれないプラスチックゴミ、特に5mm以下のマイクロプラスチックを海洋生物が間違えて食べてしまうことで生態系へ悪影響を与えていることが問題視されていますよね。
その事実とプラスチックゴミの増加によって
2050年までに海洋中の魚の量をプラスチックの量が上回ると予測されているワケです。
それにしても、上記の資料によると、中国の発生量がダントツですね。
改めて、海外の事情についてもチェックしてみましょう。
レジ袋もプラスチックゴミも海外は日本より積極的に規制
アジアだけ見ても、
バングラデシュやブータン、中国、インドなどなど、プラスチック製のレジ袋を禁止している国が結構ありますね。
中国とインドは製造自体を禁止しているようです。
アフリカは特に凄いですね。禁止しまくり。
ヨーロッパは禁止している国はイタリア、フランス(議会承認)の2か国ですが、
課税・有料化をしている国がメチャクチャ多い。
プラスチックに関する規制は、というと。
やっぱりプラスチック容器やストロー、マドラーなんかへの施策が多いですね。
イタリアでは、『マイクロプラスチックを含有する化粧品の製造』も対象にしていく意向のようです。
アジアや他の地域はどうでしょう?
台湾では2030年を目標に
ストローやプラスチックバッグ、容器などを完全禁止にしようと計画しているようです。
サウジやコスタリカでも具体的にプラスチック製品の削減を推し進めています。
段階的に目標をクリアしていく施策をとっているようですね。
まとめ&増税でコロナで有料化で・・・エコバッグで済むならラクなもん
生ゴミの水分を含んだポリ袋がゴミの容積を増やし、自治体のゴミ収集活動の非効率化や負担になっているということは聞かれます。
収集をスムーズにする視点は大事だと思うけど、ゴミの量を減らすのにポリ袋と言われても・・・
ザーッと駆け足で見てきた中で、それに同意するほどの材料は乏しい。
- 有料化が進む中で無料のまま配布する企業もいる
- 環境性能に配慮したレジ袋を採用しないと意味ないじゃん
- ゴミ袋確保のためにレジ袋を買っても100均で買ってもコスパは変わらず
- プラゴミ削減の理由は分かるけど0.3%のポリ袋が標的になるむなしさ
- 日本より海外の方がプラスチックゴミ問題に積極的ではある
じゃあレジ袋有料化で、国民はどんな意識を変えれば良いのか??
少なくともレジ袋を買うかエコバッグを使うかは、どっちがお得でラクと判断するか次第。
大切なのは、なぜこういう話が湧いてきて、どういう経緯で実行に移されるのかを知ること。
そのうえで、次の展開を予測し、備え、ベターな選択をしていくことに尽きるでしょう。
レジ袋なんて、焼却して有害物質をほとんど排出しないなら良いし、海洋へ流されても自然分解されれば良いのだから。
コロナの社会的・経済的ダメージど真ん中で、さらに有料化が実施され、都知事も続投。
改めて、この先我々が支払う税金と、受けられる医療、保険、年金・・・がどうなるのか。
目を光らせながら、私は生ゴミの水切りを抜かることなく、それ以外はこれまで通りコツコツやっていこうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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