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『週イチ連載』社会人デビュー前夜 霧だらけのクネクネ道からくるっとコピーライターの道へ⑥

『週イチ連載』社会人デビュー前夜 霧だらけのクネクネ道からくるっとコピーライターの道へ⑥

前回までのおはなし。

大学を中退し、アルバイトをしながらふらふらと未来の定まらない生活をつづけ、焦りだけが募っていた頃。大好きだったミポリンの店頭POPのキャッチコピーが気に入らず、メーカーの営業さんに質問したことから、広告の仕事に関心を持つように。図書館で詳しく調べていくうち、やっとコピーライターという職業を知ることに。あの糸井重里さんがコピーライターであることさえ知らなかったど素人が、やっとその道へ進むべく就職活動へ・・・


その辺りは前回、
『週イチ連載』社会人デビュー前夜 霧だらけのクネクネ道からくるっとコピーライターの道へ⑤
で、ふれました。

なので、そのつづきから。

糸井重里はコピーライターだったのか?!
なんて口走ってはみたものの、コピーライターも広告業界の仕事も、
本を読んだだけで知った気になっているだけ
の自分。

とりあえず、「コピーライター:広告文案家」
主に広告宣伝物の企画・構成、キャッチフレーズをはじめとする
文章表現の全般に携わる仕事

らしいぞと。

それよりなにより、先人たちの経歴を見ると、糸井さんは大学中退、
かの仲畑さんは高卒

しかもお二人とも会社を辞めて独立されている。

大学を中退し、将来就職したところで、
会社員なんて10年も続けられるか分からんぞ
と思っていた私にとって
えげつないほどの光明が差したように思えた瞬間でした。

しかも、将来のビジョンなんて何もなかった自分が唯一、
超漠然と文筆に関わるような仕事ができたらオレって結構いいのかもなぁ〜
なんて希望的将来像を思い描きはじめた矢先
でもありましたから、
ちょっとした戦慄が走りました。

糸井さんも仲畑さんも学歴なんてカンケーない感じだし、
それでも独立してセンセーショナルな仕事をしていると知ってしまった。

ひょっとしてコレってオレのためにある仕事じゃねーか?!
コピーライターとかいって。

思ったのは当然だった。
もう自分の生き方が見えた気がした

そのくらい、「学歴」「文章」「独立」というのは、
自分の将来にとって重要なキーワードになっていた。

裏を返せば、それだけ普通の会社員をやっていく自信が
皆無だった
ということでもあるワケです。

受験までした学生生活さえつづかなかったのですから。

そうなるといても立ってもいられない、やっかいな性分。
動きます。
バイト辞めます。
就活します。

そのために新しい超短期バイトに切り替えます。

軽トラ乗っちゃいます。

それまでのバイトを辞めたのは、

そこにいつづけたら決意できなそうだったから。
好きな仲間に囲まれる毎日はそのくらい心地良かった
のです。

環境を変え、就活に専念するくらいのことをしないと

前に進まないだろうことは想像できますから当然の決断でした。

超短期のバイトなら就職が決まった瞬間に辞められるだろうってのと、

その超短期間で決めちゃいたかったってのがホンネでした。

軽トラは・・・それまで2年くらいのバイトが店内作業だったので、

そろそろ外に出ないと息が詰まるワ、というノリ。
あわよくば昼下がりの人妻とのチョメチョメ的な妄想も持ち込みつつ

面接へ行きすんなりOK。
新しいバイトをしながらの就職活動が始まりました

といっても、しょせんは中途採用から潜り込むしかない就活なので、

やることは至ってシンプル。
就職情報誌を買ってきて片っ端から「未経験者可」の文字を追いかけ、

見つけ次第電話しまくる、もしくは書類送りまくるだけ
(当時は家にPCもネットもないのが当たり前の時代。

やっとPHSやケータイが普及しはじめたくらい。)

合間の時間にひたすら履歴書をつくる日々。

そしてもう1つ、ワープロの練習
私が就職した当初は、ライター稼業はワープロが主流の時代。
パソコンはもうちょっと後くらいでしたね。

家になぜかあったシャープの書院というワープロで
ひたすらキーボードを叩く練習
をしていました。
タイピング経験者に指の置き方、使い方なんかを教わって。

就職したときにタッチタイピングくらいできないとまずいのでは?
と思ったからです。

特に教材がないので
最初はアルファベット順にタイプできるようにすることから始めました
そのうち「エー、ビー、シー、ディー、イー、エフ、ジー・・・」と
歌に合わせてペースアップ、みたいな。

それから好きな歌の歌詞を歌いながらとか、好きな本を音読しながら、とか。
その辺りから、シャープの書院に内蔵されていた
タイピング学習のためのゲームに挑戦しました。
そんな機能があることさえ知りませんでしたが・・
どうして知ったのかはもはや覚えていません。

なんちゃってRPGのさらにしょぼい感じのゲームでしたが、
簡単に言うと、

「敵が出てきたぞ」

と表示され、そいつを倒すためには

「次の呪文を打て」

的なことを指示され、表示された呪文をひたすら打ち続けるというもの。

子どもでも怒り出しそうなクソ面白くないゲームでしたが
タイピング上達には役立ちました。

就職活動中の数ヵ月間、そんなことを繰り返しているうちに、
晴れて就職先第一号が決定したのです。
お陰様でそこそこなスピードでタイピングができるくらいには
上達していました。

で、ガガッとかっ飛ばしますが、
あちこち面接に行った結果、見事、軽トラバイト期間中に就職が決定

初めての就職先は、健康食品や化粧品を自社で開発・販売し、
その広告も自ら手がけるという画期的な会社

しかも業界的に珍しく全員スーツ着用とのこと。
(業界の制作部隊としては珍しい)

さっそく、なけなしのお金で青山だかコナカだかで2着ほど買い込み
慣れないネクタイなんか締めちゃって、
車通勤から大嫌いな満員電車通勤へと変わりながらも
コピーライターになるためとガマンし、意気揚々と出勤していくわけです。

遅咲きの社会人デビュー

さぁ、やってやるぞと初出勤を決め込んでみたら驚きの連続

せっかく身につけたワープロのテクニックを見せるどころではない様子・・・ウソだろ??

つづきはコチラ!
⬇️

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