ひとびとのひび 〜いろんなまち いろんなしごと いろんなひと。な、日々。〜

『週イチ連載』社会人デビュー前夜 霧だらけのクネクネ道からくるっとコピーライターの道へ③

『週イチ連載』社会人デビュー前夜 霧だらけのクネクネ道からくるっとコピーライターの道へ③

前回までのあらすじ・・・

晴れてフリーターとなり、バイトに明け暮れながら将来の見えないもんもんと時間を過ごす自分。とにかく仲間に恵まれ、良い先輩に学び、どうしようもないヘッポコ社員の真似だけはしないように。小さな目標を立てながら仕事とは何か、社会人になるとはどういうことかを自問自答を繰り返す中、学生を辞めたことだけは隠し通す日々・・・。


その辺りは前回、
『週イチ連載』社会人デビュー前夜 霧だらけのクネクネ道からくるっとコピーライターの道へ②
で、ふれました。

なので、そのつづきから。

大学を中退してから初めての就職をするまで
今思えばわずかな期間ではあったが、

良くも悪くも有意義な学びがあったことはこれまで触れた。

学生のフリをしつづけるたびに、
程よいしたたかさと演技力も備わっていった。

そこから少し話は逸れるのだが、

このバイト先の良いところは実は仲間だけではなかった

20代の若者にとって就職と同じくらい切実で大切なもの、

といえばもちろん恋愛だが、そちらの面でも非常に恵まれた環境だった。
そう、女子が多い職場だったのだ。
この条件さえあれば、仲間との絆なんて簡単に深まっていく。運命共同体として。

そもそも、
わたしがこの職場をバイト先として選んだ最大の理由がそれであった。
友人のY君に教えを受けたのだ。

以前から同じところでバイトしようと約束していた我々だったが、
ある日Y君は私をこう誘った。

「あそこなら女の子メチャメチャ多いから絶対楽しいよ、行こうぜ!


もちろん異存のない私は二つ返事でノッた。
即面接にこぎつけ、見事に採用を勝ち取った。
こういうとき、
わたしは相手の望むキャラになるのが割と得意だと思っていた。
(今思えばそうでもなかったが)

いざ初出勤を翌日に控えた夜、Y君に


「明日どうする?」

的な連絡をしたら想像だにしない言葉が返ってきた。

「あーごめんオレそこ行くのやめるワ。
大学の近くのホテルでバイト決めてきちゃった。」

・・・しばらく声も出なかったが、
その後は時折ソプラノな裏声も交えながら
罵声の限りをY君に浴びせ倒したことは言うまでもない。

ただ怒鳴り散らしながらもどこかでとても寂しい気持ちになっていた
そんな大事なことを前日まで伝えてこない彼に。愕然として。

まぁ翌日は意外なほど開き直って

女子率の高さだけに期待を膨らませ1人で出かけていきました。
そして、後の仲間たちと出会う職場へと飛び込んでいったワケです。

結論から言うと、
Y君ざまあみろというほどわたしは楽しい思いができ、
Y君はその逆でした。

もともとモテない上に友人を裏切るからそうなるわけで。
わたしにとっても良い教訓になりました。

特に楽しかったのは、各売り場の女子たちを攻めに行くときです。

どういうワケか、うちの売り場だけ他の売り場との接点が全然なく、
当然、女子たちとの交流もありませんでした。
ちなみに我々バイトメンバーは男子オンリー

社員さんに唯一女性がいただけです。年上です。私は年下好きです。
つまり言わずもがなです。

しかもそのスーパーはショッピングモールに近い規模があり、

2階建てではありますが売り場面積は広く、
食品売り場に加え日用雑貨、服飾、家具インテリア、玩具などなどが揃うほどの大型店舗。

なので女子たちと知り合う楽しみにあふれていました
反面、ひたすら声をかけて親しくなるしかない苛酷さもありました。


バイト中に隙を見つけては他の売り場に出かけ、

仕事の相談でもしている風を装いながら目をつけていた女子に

「今度飲み会でもしませんか」

的なセールストークをせっせとするワケです。

仕事中に仕事をしているフリをする必要上、台車に商品を載せ、

押して歩いているのですが、我々は食品売り場、
出かけていく先はインテリア売り場、洋服売り場、オモチャ屋、
靴屋、薬局・・・全く関係のない食品を積んで歩いているバイトは
モロ目立っていました

店内を巡回している店長をはじめとする役職の方々に見つからないよう

360度神経を張り巡らせながらの出張でしたので、
緊張感と計画性だけはビジネスマン並みでした。

当然、見つかって教育的指導を受けたこともありましたが、成果は想像以上たくさんのお友達も彼女もできました


性格の悪いY君、聞いているか。キミは1人だったね。フフフ。
ボクらと違ってキミは1人ぼっちだったよね。
フフフフフ。

そんな青春を謳歌しつつも、
やはり頭にこびりついて離れないのが、将来の道

随分と時間の経った今でも、思い出すと胸が苦しくなることがあります。

自分の人生に迷いビビりまくっている時ほど、
大事な人を大事にできなかったことを。

バイト時代だけじゃありません。

わたしの場合、大きく2つの暗くて苦い記憶があります。

社会人になる直前のその時期と、会社員をやめる直前の時期。

人生で最も中途半端で先行きの見えない時期

自分の未来図が真っ暗にしか感じられない時期

支えてくれる人に、甘えまくって八つ当たりばかりしていた

そのときのことを思い出し、イヤ〜〜な思いと臭いが
胸のあたりに充満してくるんです。
当時付き合っていた人のことを思い出すたびに。

自分が弱りに弱っているとき、どれだけ大事な人を大事にできるか・・・

永遠のテーマですね。

正直、あの頃と数十年後の今と、なにも変わっていないです。
そう思うと凹みますね。

これ以上暗い気持ちになるのはキツイので、今回はここまで。

つづきはコチラ!
⬇️

※アイキャッチ画像:uopictureさんによる写真ACからの写真

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

Return Top