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『週イチ連載』社会人デビュー前夜 霧だらけのクネクネ道からくるっとコピーライターの道へ②

『週イチ連載』社会人デビュー前夜 霧だらけのクネクネ道からくるっとコピーライターの道へ②

前回までのあらすじ・・・
大学を中退し、やりたいことも見つからず、やりたくもないバイトに明け暮れる日々。

パート契約に変えられないようニセ学生を演じつつ、もやもやしながら過ごしていたコピーライター前夜・・・(のおはなしが、まだしばし続きます)


その辺りは前回、
『週イチ連載』社会人デビュー前夜 霧だらけのクネクネ道からくるっとコピーライターの道へ1①
で、ふれました。

なので、そのつづきから。

今でも、その頃の自分の心境を振り返ると、
重た〜〜〜い気持ちになります。
バイト生活の中の出来事だけを追っていくなら楽しいんですけどね。

当時のわたしの内面は、
焦りと不安でベットベトに塗りたくられていましたから。

大学を中退したことで、周りの友達からはドロップアウトの烙印を押され、
ケタケタと笑いのネタに
されていた。

というより、むしろ自分の方から積極的にそうしていたのかもしれない。

それが救いにでもなっているような気もしたし、
本当にオレなにやってんだろうという不可解さもあったり、
何かが吹っ切れたような気分にもなっていた。

ただ、どんなに吹っ切れようが
将来のビジョンも道のりも見えてこない現実は変わりなかった
つまらないバイト面白いバイト仲間との時間の繰り返しを打ち破り、
どうにかしてその先へ行きたいと願っていた

変わらない日常の中でも恵まれていたのは
ダメダメなへっぽこ社員と優秀なバイトの先輩という、
いわば両面教師に囲まれて働けること
だった。

家に帰れば子育てに追われるお母さんであるパートさんの中にも
鋭い視点で仕事と向き合う人がいた


いろいろな教師たちの働きぶりを見比べることで教えられたのは、
とにかく目先のことを真面目にやってみるということだった。

決して好きな仕事ではなかったが、
とりあえず真剣に取り組んでみて成果を見つめること。
それがないと、自分が何者で、何ができる人間なのか、
理解し判断するきっかけすらなかったからだ。

それに、好きか嫌いかは関係なく、給料をもらっている以上、
最低限の貢献をしなければならないのは社員もバイトも同じことだと、
デキる先輩の背中から教えられたことも大きかった。

大げさに言えば、学生のバイトでなくなった以上は、
自分の仕事にプライドを持てということ。
いや、持てる人間であるべきだろうと言われている気がしたのだ。

そんな折だろうか、その先輩からではなく、
部署のマネージャーからこんな声をかけられた。

「ところでキミ、学校は行ってるのかぇ?」

思えば、社会人になる前のこの経験はとても有意義だった。

この時間を経て就職できたことが、後の自分をどれだけ支えてくれただろう

この時のバイト仲間に恥じない男になりたいという思いは
常に目に見えるところにあったと思う。

実は、ここのバイト仲間たちは、多かれ少なかれ

そういうちょっと大人なプライドを持っているところがあった。
ポンコツ社員たちのような男にだけはなりたくないから、
バイトでも彼らより職場に精通している人材でありたい
というような密かな矜持。

きっと、彼らも同じ先輩に感化され、
知らず知らずそうなっていったんだろうと思う。

この頃の自分は、

相変わらず見えないビジョンに怯えもがく若者のひとりだった。

とりあえず目先の仕事にコツコツと向き合い、
これはオレの仕事だという小さな担当を持つことで
何でもいいから今までの自分の何かを変えたいと思っていた。
そうすればその先のビジョンも変わっていくのではないか、と。

そして度々、マネージャーが近づいてきたタイミングで、

彼に聞こえるようにわざとらしくつぶやくようにもなっていた。

「いや〜最近学校サボりがちだなぁ・・」



つづきはコチラ!
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※アイキャッチ画像:oldtakasuさんによる写真ACからの写真

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